結論:AIO対策は「どこに載るか」を先に決めないと測れない

AIO対策(AI検索最適化)の解説記事はたくさんあります。挙げられている施策もほぼ共通しています。FAQの整備、一次情報の提示、構造化データ、見出し構造。内容は正しいです。

足りないのは、やったら実際にどうなるのかの数字です。

今回、上位の解説記事を実際に読みましたが、独自の実測を出しているものはありませんでした。事例として流入の倍率を出している記事はありましたが、「AI検索に何件引用されたか」は載っていません。

なので出します。当メディア自身の数字です。

AIO対策・LLMO対策・AI検索最適化は同じものを指す

AIO・LLMO・AI検索最適化の関係。AIOはAI Optimizationの略でAI検索全般への最適化、LLMOはLLM Optimizationの略で大規模言語モデルへの最適化、AI検索最適化は日本語での言い換え。やることは同じで、一次情報を持ち、質問と答えの形にし、構造化する

呼び方が3つありますが、指しているものと、やることは同じです。

2026-09-12にSERPを実査したところ、上位ページの表記も分散していました。「AIO対策」で上位に入っている記事が「LLMO」をタイトルに含んでいたり、「AI検索最適化」で別の記事が上がっていたりします。

どの言葉で調べても、施策は変わりません。 以下はすべてに共通する話として読んでください。

96本・1か月の実測。AI Overviewsは0件だった

AIディアは記事96本、立ち上げから約1か月、企画から公開までAIが自動運営しています。2026-09-12時点でのAI検索の引用数です。

AI検索プラットフォーム別の引用数比較。開設約1か月で96本のAIディアはCopilot6件、Perplexity3件、ChatGPT2件、Google AI Overviews0件、Gemini0件、Grok0件。歴の長いPENGIN本体はCopilot6件、Perplexity20件、ChatGPT8件、Google AI Overviews2件、Gemini0件、Grok0件。Ahrefs2026-09-12取得

プラットフォーム AIディア(96本・約1か月) PENGIN本体
ChatGPT 2 / 2ページ 8 / 8ページ
Perplexity 3 / 3ページ 20 / 11ページ
Copilot 6 / 4ページ 6 / 4ページ
Google AI Mode 0 6 / 5ページ
Google AI Overviews 0 2 / 2ページ
Gemini 0 0
Grok 0 0
ページ単位の引用 合計 11 42
(参考)AI OverviewsのKW面 0 120 / 43ページ
Ahrefs all_platforms 表示値 11 162

all_platforms の数え方に注意が要ります。 Ahrefsのこの値は、ページ単位の引用(42)と AI Overviewsのキーワード面の値(120)を合算しています。42と120は単位が違うので、 サイト間で比較するときはページ単位の引用(11 対 42)で見てください。

Ahrefsで2026-09-12に取得(all_platforms は09-14の再取得で162。日々変動します)。丸めや推定は入れていません。

自社サイトの状況は 無料AI検索診断 で確認できます(URL入力+メールアドレス(会社)・会社名・部署・担当者名の入力が必要)。

96本書いて、Google AI Overviewsの引用は0件です。 同じ運営の歴の長いサイトでは2件(KW面では120件)付いています。記事の作り方の差というより、ドメインの歴の差が効いている可能性が高いと考えています。

ここを知らずに「1か月やったのにAI Overviewに出ない」と判断すると、効いている施策を止めることになります。

引用が立ち上がる順番

AI検索の引用が立ち上がる順番。1番目はCopilotとPerplexityで新しいサイトでも最初に引用が付く。2番目はChatGPTで少し遅れて付き始める。3番目はGoogle AI Overviewsで最後、1か月96本では0件。GeminiとGrokは両サイトとも0件で現状は入口にならない

2サイトの差から読めることです。

  1. Copilot と Perplexity が先 — AIディアでも既に9件付いています。新しいサイトでも最初に反応する
  2. ChatGPT が次 — AIディア2件に対し本体8件。差はありますが、ゼロではない
  3. Google AI Overviews が最後 — AIディアは0件。ここだけで判断すると「効果なし」に見える
  4. Gemini と Grok は両サイトとも0件 — 現時点では入口として数えない

先行指標にするなら Copilot と Perplexity です。 ここが動き始めていれば、AI Overviewsは後から来ると考えてよい。逆にここも0のままなら、コンテンツ側に原因があります。

注意点として、これは同一運営の2サイトを比べた1事例です。 業種やサイト規模が違えば順番も変わり得ます。自社で測るときは、この数字をそのまま当てはめず、プラットフォーム別に分けて見てください。

上位記事が挙げている施策は正しい。ただし順番がある

上位2本が共通して挙げていた施策は、FAQコンテンツ、一次情報・独自データ、構造化データ、見出し構造の4つでした。これは当メディアでもやっていることで、内容に異論はありません。

AIO対策の施策の優先順位。最優先は一次情報・独自データで、他に無い数字が無ければ引用する理由が生まれない。次がFAQ・見出し構造で、質問と答えの形でないと回答に切り出せない。最後が構造化データで、前2つが無い状態で実装しても引用される中身が無い

ただし、新しいサイトが先にやるべき順番があります。

優先 施策 理由
1 一次情報・独自データ 他に無い数字がないと、引用する理由が生まれない。この記事自体がその例
2 FAQ・見出し構造 質問に対する答えの形になっていないと、回答に切り出せない
3 構造化データ 前2つが無い状態で実装しても、引用される中身が無い

当メディアは記事ごとに実測値を持つ方針で書いています。ただし引用が付いた8ページの中身までは今回照合していないため、「実測を載せた記事が引用された」とまでは言いません。

引用されているかを、自分で測る手順

上位記事はどれも「AIO対策をしましょう」で終わっていて、測り方を書いていません。 効果を確認できなければ、やったかどうかも分かりません。今回この記事の数字を取った手順をそのまま出します。

手順1:プラットフォーム別の引用数を取る

Ahrefsのall_platformsが単位の違う2つを合算していることの図。ページ単位の引用はAIディア11・本体42で、ChatGPT・Perplexity・Copilot・AI Overviews・AI Modeの合計。AI OverviewsのKW面はAIディア0・本体120でキーワード面の値でありページ数ではない。本体の162は42+120で、11対162で比べると4倍近く誇張になる

Ahrefs の Site Explorer に「AI Responses」という項目があり、プラットフォーム別の引用数と引用されたページ数が取れます。ドメインを入れて mode=subdomains で照会します(サブドメイン運用の場合、domain にすると本体やサブドメインが抜け落ちます)。

項目 意味
chatgpt / perplexity / copilot / gemini / grok 各プラットフォームでの引用数とページ数
google_ai_overviews AI Overviews にページとして引用された数
google_ai_overviews_keywords AI Overviews が出るキーワード面での数
google_ai_mode Google の AI モードでの引用数
all_platforms 上記の合算

all_platforms をそのままサイト比較に使わないでください。 ページ単位の引用と、AI Overviews のキーワード面の値を合算した数字で、単位が違うものが足されています。

当社の2サイトで確認した内訳です。

AIディア PENGIN本体
ページ単位の引用(5プラットフォーム合計) 11 42
AI OverviewsのKW面 0 120
all_platforms の表示値 11 162

本体の162は「42 + 120」です。比較に使うのは11対42のほうで、162対11で語ると4倍近く誇張することになります。

手順2:日次で変動することを前提に記録する

同じドメインを2日空けて取り直したところ、all_platforms が163から162へ動きました。引用数は日々変わります。 1回の取得値を固定の実力値として扱わず、取得日を必ず併記してください。

手順3:Search Console と突き合わせる

引用が増えても、クリックが増えるとは限りません。AI検索は回答内で完結することが多いためです。表示回数・クリック・平均掲載順位と並べて、「引用は増えたが流入は増えていない」状態を検出できるようにしておきます。

当社は直近28日(2026-08-18〜09-15)で検索表示3,224回・クリック81回(CTR 2.5%)。引用11件はこれとは別経路なので、合算せず分けて記録しています。

測れないもの

どのページが引用されたかの一覧は、通常の Site Explorer では取れません。 Brand Radar というレポート機能の設定が要ります。当社は未設定のため、引用された8ページの中身は今回照合できていません。 「実測を載せた記事が引用された」と言いたいところですが、そこまでは確認していません。

自社でやる場合に、最初にやること

外注する前に自分でやれる範囲があります。施策の中身は特別な技術ではありません。

自社でできるAIO対策の順番。1はFAQを質問と答えの形にすることで、切り出せる形になっていないと引用されない。2は数字に出典と取得日を付けることで、引用する側が使いやすい状態にする。3は構造化データを入れることで、1と2が無いと入れても引用する中身が無い

FAQ を質問と答えの形にする

AI検索は「質問に対する答え」の形をした文章を切り出して引用します。記事末尾にFAQを付けるだけでも形になりますが、本文の見出し自体を質問に寄せるほうが効きます。

当メディアは記事ごとにFAQを持たせ、JSON-LDで FAQPage として出力しています。構造化データの出力を1回書けば、以後は記事のフロントマターに質問と答えを書くだけで反映されます。

数字に出典と取得日を付ける

引用する側から見て、出典と日付がある数字は引用しやすく、無い数字は使いにくい。最低限これだけで変わります。

  • 数字には出典URLと取得日を併記する
  • 自社の実測なら「いつ、どの条件で取ったか」を書く
  • 推定値は推定と明記し、確定値と混ぜない

なお「出典があるから引用された」という因果は、当社では確認できていません(上記のとおりページ単位の照合が未実施のため)。

構造化データは最後でいい

FAQPage や Article の実装は、引用される中身が先にあって初めて効きます。 一次情報が無いページに構造化データだけ入れても、引用する理由が生まれません。上位記事が挙げる4施策のうち、構造化データを最後に置いているのはそのためです。

LLMO対策の会社・コンサルの選び方(費用相場つき)

「llmo 会社」「llmo コンサル」「llmo対策 おすすめ会社」で探している方向けです。順位づけはしません。 当社も同じ領域にいるため、一覧を作れば公平になりません。代わりに検証方法と自社の価格を置きます。

この市場は、まだ会社が固まっていない

「llmo 会社」「llmo コンサル」のサジェストを実測すると、特定の社名がそのまま候補に混ざっています(2026-09-14取得)。検索する側も「どこがLLMOの会社なのか」がまだ定まっていない段階だということです。

つまり実績で選べません。 歴が浅く、どの会社も長期の実績を持っていないためです。だからこそ、次の5点で検証します。

AIO・LLMOの依頼先を検証する5つの軸。AI検索での引用実績は自社サイトの引用数を出せるか、出せないなら測っていない。計測の対象はどのプラットフォームで測るか明示しているか、AIに載るだけでは不可。一次情報の作り方は独自データをどう用意するか、記事を書くだけでは載らない。効果判定の時期は何か月で何を見るか、1か月でAI Overviews判定は誤り。契約終了後は仕組みが残るか記事だけか

最初の1つが一番効きます。 支援を名乗る会社に「御社のサイトはAI検索で何件引用されていますか」と聞いてください。数字が出てこない場合、測っていないということです。

測っていない相手に、測る仕事は頼めません。

その前に、自社の現在地を先に測っておくと話が早くなります。 無料AI検索診断(LLMO診断)で、自社がAIにどう扱われているかのスコアが出ます。診断にはURLのほか、メールアドレス(会社)・会社名・部署・担当者名の入力が必要です。 診断にはURLのほか、メールアドレス(会社)・会社名・部署・担当者名の入力が必要です。診断結果を持って各社に聞けば、回答の具体性で実力が分かります。

なお当社の数字は上のとおりです。ページ単位で11引用・8ページ、Google AI Overviewsは0件。 数字の良し悪しにかかわらず、プラットフォーム別に出せる状態にしてあります。

LLMO・AIO対策の費用相場(上位が誰も書いていないので自社価格を出します)

「aio対策」で検索すると、Googleの「他の人はこちらも質問」に「AIO対策の費用はいくらですか?」が出ます。にもかかわらず、今回読んだ上位記事はどれも費用に触れていませんでした。サジェストにも「aio対策 費用」「aio対策 費用相場」「llmoコンサルティング」が並びます。

相場の一次データは持っていないので、自社の価格をそのまま出します。

段階 内容 価格
無料簡易診断 URL+メールアドレス(会社)・会社名・部署・担当者名の入力が必要 0円
本診断 現状の引用状況と、改善すべき箇所の特定 単発3万円
継続支援 計測と改善の継続(最低3ヶ月) 月額1.5万円
伴走(改善実行まで) 記事の制作・改修を含む 月20万円〜

いずれも税込・税別の別は見積もり時にお伝えします。3万円と20万円の差は、こちらが手を動かすかどうかです。 診断だけなら現状把握で終わり、改善の実行は自社でやることになります。

自社でやる場合との比較

AIO・LLMO対策は、外注しないと絶対にできない類のものではありません。 施策は一次情報を用意する、FAQと見出しの形にする、構造化データを入れる、の3つです。社内に書ける人がいるなら内製できます。

外注が効くのは次の場合です。

  • 一次情報(独自データ)を作る工程から必要な場合。ここが一番重く、ここが無いと引用されない
  • どのプラットフォームで効果を測るかを設計から決めたい場合
  • 記事の制作量そのものが足りない場合(それは記事作成代行の領域です。完全ガイドにまとめています)

見積もりを取る前に決めること

何をもって成果とするかを先に決めてください。 今回の実測のとおり、プラットフォームによって引用の立ち上がりが数か月ずれます。CopilotとPerplexityは早く、Google AI Overviewsは最後です。

測る対象を決めずに契約すると、3か月経っても「効いているのか分からない」状態になります。逆に「Copilotの引用数」で合意していれば、1〜2か月で判定できます。

まずは無料診断で現在地を出してから、必要な段階を選ぶのが無駄がありません(診断にはURLのほか、メールアドレス(会社)・会社名・部署・担当者名の入力が必要です)。


自社サイトがAI検索でどう扱われているかは、LLMO無料診断(URL+メールアドレス(会社)・会社名・部署・担当者名の入力が必要)で確認できます。記事の制作・運用ごと任せる形の範囲と価格は 自動運営メディア構築 に、記事制作そのものの相場は 記事作成代行の完全ガイド にあります。


更新履歴

  • 2026-09-15: 無料AI検索診断の説明に残っていた「URLを入れるだけ」を実仕様(URL+会社メール・会社名・部署・担当者名)に訂正した。同一ページ内に正しい開示と誤った表記が同居していた。あわせてAI引用数の「合計163件」を撤去し、ページ単位42件とAI OverviewsのKW面120件を分けて記載した(163はこの2つを合算した値で、11対163の比較は4倍近い誇張だった)。

よくある質問

AIO対策とLLMO対策は違うものですか。何から始めればいいですか
呼び方の違いで、指しているものも施策も同じです。始める順番は、1に一次情報・独自データ、2にFAQと見出し構造、3に構造化データです。1が無いまま3をやっても、引用される中身がありません。
どれくらいで引用されるようになりますか
当メディアは96本・約1か月でCopilot 6件・Perplexity 3件・ChatGPT 2件、Google AI Overviewsは0件でした(2026-09-12取得)。同じ運営でも歴の長いサイトではページ単位で42件付いています。プラットフォームによって立ち上がりが数か月単位でずれます。
AIO対策・LLMO対策の費用はいくらですか
当社の場合、無料簡易診断が0円、本診断が単発3万円、計測と改善の継続支援が月額1.5万円(最低3ヶ月)、記事の制作・改修まで含む伴走が月20万円〜です。3万円と20万円の差は、改善をこちらが実行するかどうかです。業界相場の一次データは持っていないため、他社の価格は扱っていません。
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