コンテンツマーケティングの費用を、2026年9月21日に22社の公式ページで確認しました。戦略コンサルは月10万円〜、戦略から実行まで任せる運用代行は月30〜70万円から、サイト構築は50万円〜です。金額を公開していたのは18社で、4社は資料請求か問い合わせでの案内でした。
公式ページで確認し直したのには理由があります。検索上位の8記事を読むと、戦略設計の相場は「10万円〜150万円」、サイト構築は「10万円〜800万円」と幅が10倍以上あり、その数値に出典や料金表などの根拠を付けた記事は8本中0本でした。この幅のままでは稟議の根拠に使えません。
読み終えると、次の3つが決まります。
- 自社の予算で買える範囲(設計・制作・運用のどこまでか)
- 最低契約期間と社内工数を入れた年間総額
- 稟議に書く見直しの時期と基準(年間予算シートつき)
コンテンツマーケティングの費用相場 — 5つの費目と、公式ページで確認できた金額
費用は戦略設計・構築・制作・運用代行・ツールの5費目に分かれます。相場の幅が広く見えるのは、この5つのどこまでを含めた金額なのかが記事ごとに違うためです。費目を分けると、金額は比べられるようになります。
コンテンツマーケティングの費用とは — 何に払うお金か
コンテンツマーケティングの費用は、記事などのコンテンツを設計し、作り、届け、改善するためにかかるお金の総称です。外の会社やツールに払う費用と、社内の担当者が使う時間の2つに分かれます。見積書に載るのは前者だけなので、後者を自分で足さないと総額になりません。
| 費目 | 公式ページで確認できた金額 | 検索上位8記事の提示幅(根拠つきは0本) |
|---|---|---|
| 戦略設計・コンサル | 月10万円〜から月70万円〜 | 一括で10万円〜150万円(7本)。月額型は月10万〜50万円(2本)。公式では11社中7社が月30〜40万円台から |
| 初期・サイト構築 | 50万円〜から400〜800万円 | 10万円〜800万円(5本)。公式では初期費用0円の会社もあり、9社で金額を確認 |
| 記事・コンテンツ制作 | 1本6千円〜10万円 | 1本1万円〜30万円(5本)。公式の文字単価は1〜15円で、26社の一覧は記事作成代行の料金比較に掲載 |
| 運用代行(実行込み) | 月3万円〜から月396万円 | 運用・分析として月10万〜40万円(4本)。公式で戦略から任せる型は月30〜70万円から(12社) |
| ツール・インフラ | 月1,100円(税込)から | 月1万円〜20万円(4本)。公式ではサーバー・CMS・計測の最小構成が月1,100円 |
公式ページの金額は、各社が「〜」を付けて掲示している下限値です。上限を公開している会社はほとんどありません。税の扱いは会社ごとに違い、税別と明記している会社と、表記が無い会社があります。見積もりでは税込か税別かを先にそろえてください。
上位8記事については、税込・税抜の表記も8本とも無く、かけた費用と得られた成果を実数の組で示した記事も0本でした。相場の幅そのものが誤りだとは言えません。ただ、どの会社の、どのプランの金額なのかをたどれないため、この記事では公式ページで文字列を確認できた金額だけを使います。
費目別の内訳 — 戦略設計・構築・制作・運用代行・ツールで何にいくらかかるか
金額を左右するのは、費目そのものより最低契約期間と、含まれる範囲です。費目ごとに、公式ページの表記を条件と一緒に並べます。
戦略設計・コンサルティング
月額の下限は、月額100,000円〜(内製化支援・セカンドオピニオン)から70万円/月〜まで開いていました。月額を明記していた11社のうち7社は月30〜40万円台からです。最低契約期間は3か月または6か月の表記が多く、月40万円・6か月なら240万円が最小の支払いになります。
単発で頼む形もあります。キーワード選定が10万円/一式、戦略設計のプランが150万円/式(契約期間1か月)という表記でした。月額契約の前に設計だけを買う選択肢として使えます。
初期費用・サイト構築
サイト構築そのものの金額は、50万円〜から400〜800万円でした。記事中心の構成で50万円〜450万円、サービスサイトを兼ねる構成で100万円〜700万円と、参考価格を構成別に出している会社もあります。既存サイトに記事を足すなら、この費目は0円です。
構築とは別に、契約時の初期費用を取る会社があります。確認できた範囲では0円から40万円〜でした。月額の表だけを見ていると抜けます。
記事・コンテンツ制作
記事制作は1本6千円〜10万円、文字単価は1〜15円です(2026-09-20に28社の公式ページで確認、金額の公開は26社)。同じ会社でも、構成案を発注側が用意するプランは4,000字で18,000円、構成案込みのプランは26,000円と差が付きます。単価差の多くは、構成と確認の工程をどちらが持つかの差です。
会社別の料金と条件は、記事作成代行28社の料金比較に出所つきで載せています。
運用代行(実行込み)
月額で記事制作まで含むプランは、月1記事で3万円〜という採用メディア向けの表記から、月30本の制作モデルで396万円(概算・税別)まで開いていました。戦略から制作まで任せる型に限ると、下限は月30万円〜70万円に集まります。 月70万円〜のプランは最低契約6か月〜1年の表記で、年額で「最低年間予算1,000万円〜」と掲示する会社もあります。
運用代行14社の公開料金は、オウンドメディア運用代行の費用相場に会社別で載せています。
ツール・インフラ
ここは上位記事の相場と、公式料金の差が大きい費目でした。最小構成は次のとおりです。
- レンタルサーバー:エックスサーバーのスタンダードで月1,100円(税込・12か月契約の月額換算。支払いは12か月分13,200円の一括前払い)
- ドメイン:サーバーの12か月契約の特典で.comなどが1つ無料。別に取る場合の更新は.comが年1,721円、.co.jpが年4,136円(税込)
- CMS:WordPressはライセンス費用なし
- 計測:Google アナリティクス(GA4)とSearch Consoleは無料
- 順位計測:GRCは無料版から使え、有料ライセンスは月495円(税込)から
検索語の調査に有料の分析ツールを足すと、Ahrefsのライトプランで月19,900円(税抜・別途消費税)が乗ります。上位記事が示す月1万円〜20万円との差は、有料のツールをどこまで入れるかの差です。始めるだけなら月1,100円で足ります。 料金表にはキャンペーンの注記が付いていることがあるので、契約前に更新時の金額を確認してください。
月10万・30万・50万・70万円で依頼できる範囲
上位記事の多くが「月10万円」「月30万円」「月50万円」で区切っているので、同じ区切りを公式の料金表から組み立て直しました。
| 月額の予算 | 公式料金表から買えるもの | 根拠にした公式ページの表記 |
|---|---|---|
| 月10万円 | 記事3〜5本、または助言のみ | 4,000字の記事が18,000円・26,000円(税別)。内製化支援・セカンドオピニオンが月額100,000円〜 |
| 月30万円 | 戦略コンサル単体、または記事約11本 | コンサルティングが月30万円〜(3社)。実行支援のみで30万円〜/月(最低3か月〜)の表記もある |
| 月50万円 | コンサル+実行支援 | 実行+コンサルが50万円〜/月(最低6か月〜)、フルソリューションが月額500,000円〜 |
| 月70万円〜 | コンサル+施策・運用代行 | 700,000円〜/月(税別・最低契約1年〜)、70万円〜/月(6か月〜) |
月30万円までは、買えるのが「設計」か「制作」のどちらかです。両方を1社に任せられるのは、確認できた範囲では月50万円からでした。月10万円で記事だけを外注する場合、どの語を狙うかは自社で決めることになります。ここを外すと、後の節で書くとおり本数ごと無駄になります。
同じ月額でも契約期間で総額は変わります。月30万円・最低3か月なら90万円、月70万円・最低1年なら840万円が最小の支払いです。
年間総額の出し方 — 内製と外注を同じ式で比較する
月額を12倍しただけでは年間総額になりません。初期費用、最低契約期間、社内工数の3つが抜けるからです。式は次のとおりです。
年間総額 = 初期費用 + 月額合計 × 契約月数 + 社内工数
月額合計 = コンサル + 記事単価 × 月の本数 + 運用代行 + ツール
社内工数 = 月の作業時間 × 担当者の時間単価 × 月数
公式ページの下限値を入れると、構成ごとの年間総額はこうなります。
| 構成 | 年間総額 | 計算 |
|---|---|---|
| 内製+最小ツール | 13,200円(税込)+社内工数 | サーバー月1,100円×12か月。執筆から分析まで社内で持つ |
| 記事制作だけ外注(月4本) | 1,248,000円(税別)+社内工数 | 26,000円×4本×12か月。狙う語の選定と初稿の確認は社内に残る |
| 戦略コンサル6か月+記事月4本 | 3,048,000円(税別) | 月30万円×6か月+26,000円×4本×12か月 |
| コンサル+運用代行(最低1年) | 8,400,000円(税別) | 月70万円×12か月。初期費用0円の表記の場合 |
内製は外注費がほぼ0円に見えますが、社内工数が丸ごと乗ります。外注しても、狙う語の確定と初稿の確認は発注側に残ります。 上位8記事のうち3本は社内工数が残ることに触れていましたが、金額や時間に換算した記事はありませんでした。月の作業時間に担当者の時間単価を掛けて、同じ式に入れてください。
年間予算シート(CSV)を配布しています。狙う語と本数、初期費用、月額の各費目、社内工数を上から埋めると、年間総額と1件あたりの獲得単価が出ます。公式ページで確認できた金額の目安と、見直し・撤退の条件を書く欄も入れました。ExcelとGoogleスプレッドシートで開けます。
シートを埋めても担当を決められない工程は、そのまま相談時にお知らせください。既存サイト、月の記事本数、社内の確認体制をもとに、構築・運用を任せる範囲を整理できます。
制作費を0円にしても問い合わせは0件だった — 当メディアの実測
費用を削れば費用対効果が上がる、とは限りません。当メディア(AIディア)は記事の制作をAIで自動化し、記事制作の追加費用0円で102本を公開して、問い合わせは0件です。
| 指標 | 実測(直近28日・2026-09-20取得) |
|---|---|
| 公開記事(累計・公開から46日) | 102本 |
| 記事制作の追加費用 | 0円 |
| 同じ102本を公開単価で外注した場合 | 2,652,000円(税別) |
| 検索表示 | 2,691回 |
| 検索クリック | 70回 |
| 平均掲載順位 | 9.7位 |
| 問い合わせ | 0件 |
追加費用0円は、既存のサブスクリプションの範囲で運用し、従量課金が発生しなかったという意味です。トークン単位のコストと実請求額は記録が無く、未計測です。外注した場合の金額は、公開されている1本26,000円(4,000字・6.5円/文字)に102本を掛けたものです。
1件あたりの獲得単価は「費用÷問い合わせ数」で出しますが、分母が0なので計算できません。 265万円ぶんの制作費を0円にしても、成果が0件なら費用対効果は良くも悪くもなく、測れないままです。
原因は制作の品質ではなく、設計でした。2026年8月24日の点検では、当時の69本のうち39本(57%)が、検索需要の無い語を狙っていました。 順位は10位前後で付いていたのに、検索する人がいなかった。いま集まっているクリックも、AIツールの使い方を調べる人の語が中心で、発注を検討する人の語ではありません。
削ったのは制作費で、外していたのは設計です。制作を安くする手段は増えましたが、どの語を狙うかを間違えると、安く作った本数がそのまま無駄になります。 当メディアはこの失敗を受けて、狙う語を発注者の語へ切り替えている途中です。結果はまだ出ていません。
見落としやすい費用と、削ってよい順番
見積もりの月額に入らず、後から効いてくる費用があります。公式ページの表記と当メディアの運営で確認できたものを挙げます。
- 最低契約期間ぶんの総額:3か月・6か月・1年の表記がある。途中で止められるかを契約前に確認する
- 契約時の初期費用:0円から40万円〜。月額の表とは別の場所に書かれていることがある
- ディレクション費・入稿費・画像費:ディレクション費が5万円/月〜、入稿が1記事3,000円、画像が1枚1,000円〜のように、単価の外に出ている
- 税:税別と明記する会社と、表記の無い会社がある。見積もりで税込にそろえる
- サーバーとドメインの更新:サーバーは契約期間分の一括前払い。ドメインは2年目から更新料金になる
- 公開後の情報更新:当メディアでは、料金や上限の数値を書いた記事59本のうち10本が、最終確認から21日を超えていました(2026-09-20)。更新を契約に入れなければ、記事は公開日から古くなります
削る順番は、ツール→制作→運用→設計です。ツールは無料の計測だけで始められ、制作は単価と本数で調整できます。設計は金額が小さく見えても、外すと他の費目がすべて無駄になります。当メディアが外したのがここでした。
予算の組み方 — 稟議に出す前の4ステップ
予算は費目の積み上げではなく、狙う語と必要本数から逆算します。
- 狙う語と必要本数を決める。 発注を検討する人が検索する語かどうかを先に確かめます。本数が決まらないうちは、どの見積もりも比べられません
- 内製する工程と外注する工程を分ける。 構成の確認と初稿のレビューは、外注しても社内に残ります。残る時間を社内工数として式に入れます
- 年間総額を式で出す。 月額ではなく、初期費用と最低契約期間を入れた総額で比べます。税別と税込はどちらかにそろえます
- 見直しと撤退の条件を先に決める。 何か月目に、表示・クリック・問い合わせが何件なら続けるのかを稟議に書きます。上位記事の多くは成果まで3〜6か月、安定まで6〜12か月としています。その間の累計費用は「初期費用+月額合計×月数」です
4つ目を書いた予算書は多くありません。成果が出る前に予算が打ち切られる、あるいは成果が出ないまま続いてしまうのは、判断の時期と基準を最初に決めていないためです。
当社(AIディア/株式会社PENGIN)は、記事が出続ける仕組みごと構築して納品する立場で、この領域の事業者の1つです。料金は構築+月次運用で20万円〜、確定額はヒアリング後に内訳つきで出しています。同じ領域でサービスを提供しているため、この記事では会社の順位づけをしていません。
自社サイトがAI検索でどう扱われているかは、無料AI検索診断(URL入力+メールアドレス(会社)・会社名・部署・担当者名の入力が必要)で確認できます。予算を組む前に、いま何が足りないかの当たりが付きます。
仕組み構築型の範囲と価格は 自動運営メディア構築 に開示しています。記事制作の会社別料金は 記事作成代行28社の料金比較 に、運用代行の会社別料金と当メディアの全数値は オウンドメディア運用代行の費用相場 にあります。
更新履歴
- 2026-09-21: 公開。22社の公式ページで戦略コンサル・運用代行・初期構築の金額を確認し、ツール・インフラの公式料金を同日確認した。単位の記載が無い金額(1社)は月額の集計から外している。検索上位8記事の相場の幅と根拠の有無を集計した。自社実測は2026-09-20の取得値。
よくある質問
コンテンツマーケティングの費用相場はいくらですか
月10万円の予算でも外注できますか
成果が出るまでに、どのくらいの費用を見ておけばいいですか
予算を組む前に、狙う語と必要本数を一緒に決めます
費用の大半は本数と契約期間で決まります。どの語を狙い、月に何本要り、どの工程を社内に残すかを、当メディアの運営実測をもとに整理します。構築+月次運用は20万円〜、確定額はヒアリング後にお出しします。
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