SEO対策の費用を、2026年9月30日に21社の公式ページで確認しました。SEOコンサルティングは月20万円〜から月50万円〜、記事制作は1本1万円〜3万円から、順位を測るツールは月495円(税込)からです。金額を公開していたのは18社で、3社は問い合わせか資料請求での案内でした。
各社のページで確認し直したのには理由があります。検索結果の上位にあった8記事(取得した順位データで記事が入っていた2位と4〜10位)では、6本がSEOコンサルティングの月額を「10〜50万円」の幅で示していました。個人への依頼まで含めると5万円〜100万円以上です。相場の金額に税込・税抜を書いた記事は無く、施策別の表に出典があったのは1本でした。稟議には出所と税の扱いを書く必要があるため、この記事では各社の公式ページに書かれた金額を使います。
読み終えると、次の3つが決まります。
- 自社の予算で依頼できる施策(コンサル・記事制作・内部対策のどこまでか)
- 最低契約期間と社内工数を入れた年間総額
- 見積もりで確認する項目と、見直しの時期と基準(予算シートつき)
SEO対策の費用相場 — 施策別の早見表と、公式ページで確認できた金額
SEO対策の費用は、コンサルティング・記事制作・内部対策・外部対策・ツール・AI検索対策の6つの施策に分かれます。相場の幅が広く見えるのは、どの施策を、どの料金体系で頼んだ金額なのかが記事ごとに違うためです。施策を分けると、金額は比べられるようになります。
SEO対策の費用とは — 何に払うお金か
SEO対策の費用は、検索結果で自社のページを見つけてもらうために、調べ、設計し、作り、直し、測る作業にかかるお金の総称です。外の会社やツールに払う費用と、社内の担当者が使う時間の2つに分かれます。見積書に載るのは前者だけなので、後者を自分で足さないと総額になりません。
| 施策 | 公式ページで確認できた金額(下限値) | 検索上位8記事の提示幅 |
|---|---|---|
| SEOコンサルティング(月額) | 月20万円〜から月50万円〜(8社) | 月5万円〜100万円以上(8本)。うち6本が「10〜50万円」の幅を提示 |
| 記事制作・コンテンツSEO | 1本1万円〜3万円から(8社)。文字単価は3〜8円から(4社) | 1本3,000円〜10万円以上(6本) |
| 内部対策・診断・設計(単発) | 改善調査5万円〜、分析と診断50万円〜、戦略設計150万円/式 | 内部対策は一括で10万円〜100万円(5本)。サイト設計は一括で10万円〜300万円(3本) |
| 外部対策を含む料金 | 月7,980円(税込)から月20万円〜(月額5社)。ほか1社は1本2万円〜 | 月1万円〜100万円以上(6本) |
| SEOツール | 月495円(税込)から月30,000円(税別)(4本) | 無料〜月10万円程度(3本。うち1本は上限を数十万円と記載) |
| AI検索(LLMO)対策 | 月15万円から月40万円〜(3社。ほか1社は調査が1ドメイン90万円〜) | 月10万円〜100万円(2本) |
公式ページの金額は、各社が「〜」を付けて掲示している下限値がほとんどです。金額を公開している会社に限った値なので、業界全体の統計ではありません。個人やフリーランスへの依頼は、今回の21社に含めていません。
上位8記事の相場の幅そのものが誤りだとは言えません。金額を公開していない会社や個人への依頼まで含めれば、幅は広がります。この記事が使うのは、会社・プラン・税の扱いを文字列で確認できた金額だけです。
施策別の内訳 — コンサル・記事制作・内部対策・外部対策・ツール・AI検索対策
金額を左右するのは、施策そのものより最低契約期間と、含まれる作業の範囲です。施策ごとに、各社の表記を条件と一緒に並べます。社名は本文に出していません。
SEOコンサルティング(月額)
月額の下限は、月20万円〜が1社、月30万円〜が2社、月40万円〜が4社、月50万円〜が1社でした。公式ページの例では、サイトの内部調査、KPIの設定、コンテンツ戦略の立案、改善施策の提案、効果検証、定期レポートと報告会が含まれていました。記事の制作まで含むプランは月70万円〜(期間6か月〜)という表記でした。
最低契約期間を明記していたのは8社中2社で、どちらも6か月です。月40万円・6か月なら、契約した時点で240万円の支払いが確定します。残りの6社は期間の表記がなく、見積もりで確認することになります。税の表記があったのは1社(税別)だけでした。
月額100,000円〜のプランを出している会社もあります。内製化支援・セカンドオピニオンという名称で、コンサルティングとは別のプランとして並んでいました。
記事制作・コンテンツSEO
記事制作は、記事単価で1本1万円〜3万円から、文字単価で3円〜8円からです。同じ会社の中でも、構成を発注側が用意するプランは4,000字で18,000円、構成から任せるプランは26,000円(いずれも税別)と差が付きます。AIを使った制作のプランを、1本1.5万円や16,000円(税別)で出す会社もありました。
単価差の理由として、構成案を作るかどうか、入稿や画像まで含むかを挙げる会社があります。入稿が1万円〜、構成案の作成が8,000円〜、画像の選定が5点で3,000円〜のように、単価の外に出ている費用もあります。月額のプランでは、BtoB向けの記事制作で、月2本程度・月40万円〜(1記事あたり20万円目安)という表記もありました。
会社別の料金と条件は、記事作成代行28社の料金比較に出所つきで載せています。記事を含むメディア運営全体の費用は、コンテンツマーケティングの費用相場を見てください。
内部対策・サイト診断・戦略設計(単発)
サイトの構造やタグを直す内部対策は、単発で頼む形が中心です。公式ページでは、改善箇所の調査と修正指示書の提出が5万円〜(税別)、単発のSEO分析と診断が50万円〜、初期分析から戦略とスケジュールまで作る戦略設計が150万円/式(契約期間1か月)でした。
キーワードの選定だけを頼む場合は、4,000円〜(単位の表記なし)、10キーワードで15,000円、10キーワードで10万円と、会社によって金額が大きく違います。調査の深さが違うので、納品物の見本を見せてもらってから比べてください。
月額契約の前に、設計や診断だけを買う選択肢として使えます。ただし、原則として継続型のコンサルティングを中心にしていると書く会社もあります。
外部対策(被リンク)
被リンクなどの外部対策の料金を明記していたのは6社でした。キーワード単位の月額固定が月10,000円(税別)〜、順位計測ツールと被リンクの設定を組み合わせた定額が月7,980円(税込・3か月契約)、コンサルティングに足すオプションが月3万円〜、被リンク獲得の運用代行が月19万8,000円〜(税の表記なし)、外部リンクの強化を掲げた月額プランが月20万円〜、獲得を1本単位で頼む代行が1本2万円〜です。
外部対策は、同じ名前でも中身が会社ごとに違います。見積もりでは、どのサイトからのリンクを、どの方法(寄稿・取材・監修・プレスリリースなど)で得るのか、リンク元を報告してもらえるかを聞いてください。
SEOツール
順位の計測だけなら、月495円(税込)から使えるツールがあります。キーワードや被リンクを調べる分析ツールは、月19,900円(税抜。月払いか年払いかは料金ページの表示から判別できず)、月30,000円(税別・6か月契約)、月払いで139ドルといった表記でした。Google Search Console は、Google が「無料サービス」と説明しています。
上位記事が示すツールの相場は、無料から月10万円程度です。差が出るのは、有料の分析ツールを何本入れるかです。順位と流入を測るだけなら、無料の Search Console と月495円の順位計測で始められます。
AI検索(LLMO)対策を足す場合
ChatGPT や Google の AI による概要に自社を引用してもらうための対策は、SEOとは別の料金になっていることがあります。公式ページでは、単体の月額が30万円〜(期間2か月〜)、40万円〜、初期30万円と月額15万円の組み合わせ、SEOとのセットで月60万円〜(期間6か月〜)という表記でした。
SEOコンサルティングのプランに含めている会社と、別料金にしている会社があります。見積もりでは、AI検索対策が含まれるのか、含まれるなら何を測って報告するのかを確認してください。会社ごとの料金と測り方は、LLMO対策会社の選び方にまとめています。
料金体系は3つ — 月額固定・成果報酬・スポットのメリットとデメリット
料金体系は月額固定・成果報酬・スポットの3つで、支払いの式が違います。どれが安いかは、狙う語の数と、成果が出るまでの期間で変わります。先に式を並べ、自社の数字を入れて確かめます。
| 料金体系 | 支払いの式 | 公式ページの表記 |
|---|---|---|
| 月額固定 | 月額×契約月数 | 月20万円〜から月50万円〜。最低契約6か月の明記が2社 |
| 成果報酬 | 順位帯ごとの日額×その順位帯にいた日数(語ごとに合計) | 日額500円〜(キーワードにより変動)。契約は6か月以上 |
| スポット(単発) | 1回の金額 | 改善調査5万円〜、戦略設計150万円/式 |
体系ごとのメリットとデメリットは次のとおりです。
- 月額固定のメリット:毎月の支払いが決まっていて予算を組みやすい。複数の語とサイト全体を対象にできる
- 月額固定のデメリット:成果が出ない月も支払いが続く。最低契約期間ぶんは止められない
- 成果報酬のメリット:順位が上がらない間は支払いが発生しない。初期費用0円の表記がある
- 成果報酬のデメリット:支払いが月ごとに変わり、上限を読みにくい。対象は契約した語だけ
- スポットのメリット:支払いが1回で終わる。設計や診断だけを買える
- スポットのデメリット:実行と検証は自社に残る。継続型を中心にしている会社がある
成果報酬の計算例は、1社のページにこう書かれていました。1つの語の日額は順位で変わり、1〜3位が1,000円、4〜6位が500円、7〜10位が200円です。30日のうち1〜3位が10日、4〜6位が10日、7〜10位が10日だった月の支払いは、1,000円×10日+500円×10日+200円×10日=17,000円(税抜)です。同じ語が30日間1〜3位にいれば30,000円(税抜)になり、語を増やせば語ごとに同じ計算を足します。
成果報酬の「成果」は、問い合わせや売上ではなく順位です。10位以内に入っても、その語で検索する人が少なければ流入は増えません。契約の前に、語ごとの検索数を確認してください。成果報酬型を新規では受けていないと明記する会社が1社あり、計算例を載せていた会社も「成果報酬SEOのみの受付は行っておりません」と書いています。
選び方の目安は次のとおりです。
- 狙う語が少なく、順位だけを上げたい:成果報酬か、キーワード単位の月額固定
- サイト全体を見直し、記事も増やしたい:月額固定のコンサルティング
- 社内に実行できる人がいて、方針だけほしい:スポットの診断や戦略設計
どの体系を選んでも、初期費用と最低契約期間は別に確認します。成果報酬でも、契約は6か月以上という表記でした。支払いが発生しない月があっても契約は続き、6か月以内に成果が出ない場合は解約になるとも書かれています。
月1万・10万・30万・50万・70万円で依頼できる範囲
月額の予算で依頼できる範囲を、各社の料金表から組み立てました。月1万円でも外注はでき、月20万円からはSEOコンサルティングの月額プランがあります。同じ月額でも含まれる作業は会社ごとに違うので、範囲を先にそろえます。
| 月額の予算 | 公式料金表から買えるもの | 根拠にした公式ページの表記 |
|---|---|---|
| 月1万円 | キーワード単位の月額固定、または順位計測ツール | 月額料金10,000円(税別)〜・初回3か月契約。1か月7,980円(税込)。順位計測は月495円(税込)から |
| 月10万円 | 記事制作3〜10本、または内製化支援・セカンドオピニオン | 1記事1万円(税抜)〜、1記事3万円(税別)。内製化支援・セカンドオピニオンが月額100,000円〜 |
| 月20〜30万円 | SEOコンサルティング、または運用代行 | 200,000円/月〜(1社)、月30万円〜(2社) |
| 月40〜50万円 | SEOコンサルティング | 月40万円〜(4社)、50万円/月〜(1社)。コンサルと運用代行のパッケージが月額500,000円〜 |
| 月70万円〜 | コンサルティング+コンテンツ制作 | 70万円〜/月・期間6か月〜 |
月10万円で記事だけを外注する場合、どの語を狙うかは自社で決めることになります。ここを外すと、後の節で書くとおり本数ごと無駄になります。月20万円からのプランは、実行の支援、キーワード設計にもとづく運用代行、戦略の助言と、名前も中身も会社ごとに違います。
同じ月額でも契約期間で総額は変わります。月1万円・初回3か月なら3万円、月70万円・6か月なら420万円が、契約した時点で確定する支払いです。
個人・フリーランスに依頼する場合
上位8記事のうち4本は、個人やフリーランスに依頼する場合の月額を、月5万円〜30万円の範囲で示していました。上位記事が示す会社への依頼の幅より低い金額です。ただし今回は個人の料金ページを確認していないため、この幅を公式の金額として裏づけることはできていません。
個人に依頼する場合も、確認する項目は会社と同じです。担当者が1人になるぶん、連絡が取れなくなったときの引き継ぎと、作業の記録を誰が持つかを、契約の前に決めておいてください。
年間総額の出し方 — 外注と内製を同じ式で比較する
月額を12倍しただけでは年間総額になりません。初期費用、最低契約期間、社内工数の3つが抜けるからです。外注でも内製でも、同じ式に入れます。
年間総額 = 初期費用 + 月額合計 × 契約月数 + 社内工数
月額合計 = コンサルティング + 記事単価 × 月の本数 + 外部対策 + ツール
社内工数 = 月の作業時間 × 担当者の時間単価 × 月数
最低支払額 = 初期費用 + 月額合計 × 最低契約月数
各社のページにあった金額を入れると、構成ごとの年間総額はこうなります。どの構成にも社内工数が加わります。
- 内製+順位計測ツール:4,950円(税込)+社内工数。順位計測ツールの年払いで、調査から執筆、改修まで社内で持つ
- キーワード単位の月額固定(1語):120,000円(税別)+社内工数。月10,000円×12か月。初回の契約は3か月
- 記事制作だけ外注(月4本):1,248,000円(税別)+社内工数。26,000円×4本×12か月。26,000円は構成から任せるプランの公開例(4,000字)で、下限の1本1万円なら年480,000円。語の選定と初稿の確認は社内に残る
- SEOコンサルティング:4,800,000円+社内工数。月40万円×12か月。最低契約の6か月で終えた場合は2,400,000円
- コンサルティング+コンテンツ制作:8,400,000円+社内工数。月70万円×12か月。6か月で終えた場合は4,200,000円
最後の2つは、税の表記が無い金額です。税別なら消費税が乗るので、見積もりで確認してください。
成果が出るまでの累計費用
上位8記事のうち3本は、成果が出るまでの期間を数字で書いていました。3か月から半年、半年から1年といった記述です。その間に支払う累計は「初期費用+月額合計×月数」で出せます。
月40万円のコンサルティングなら、半年で240万円、1年で480万円です。成果が見える前に支払う金額として、稟議には月額ではなくこの累計を書きます。判断する月を決めておけば、その時点までの支払いが上限になります。
内製は外注費がほぼ0円に見えますが、社内工数が丸ごと乗ります。上位8記事のうち3本は、内製の人件費を金額に直していました(月額20万円〜60万円が2本、40万円以上が1本)。作業時間に換算した記事はありません。担当者が月に何時間使うのかを先に見積もり、時間単価を掛けて同じ式に入れてください。外注しても、打ち合わせ・原稿の確認・修正の指示・サイトへの実装は発注側に残ります。
SEOの予算・見積もり比較シート(CSV)を配布しています。3社ぶんの見積もりを、税の扱い・最低契約期間・初期費用・月額の内訳・単価の外に出る費用・社内工数の順に同じ項目へ並べ、書いてある式のとおりに最低支払額・年間総額・1件あたりの獲得単価を出せます。各社のページで確認できた金額の目安と、見直し・撤退の条件を書く欄も入れました。ExcelとGoogleスプレッドシートで開けます。
予算・見積もり比較シートの使い方
シートは23項目で、上から順に埋めます。A社・B社・C社の列に、見積もりを取った会社を1社ずつ入れてください。計算式はセルに入っていないので、項目名に書いてある式で計算します。
- 設計(項目1〜3):狙う語、依頼する施策、料金体系を書きます。ここが違う見積もりは、金額を比べられません
- 条件(項目4〜6):税の扱い、最低契約期間、最低発注額を書きます。見積書に無ければ、質問して埋めます
- 初期と月額(項目7〜15):金額を入れます。単価の外に出る費用と、社内工数を忘れずに足します
- 計算(項目16〜20):外部への月額合計、最低支払額、年間総額を出し、年間の問い合わせ数を入れて1件あたりの獲得単価を出します
- 判断(項目21〜23):見直しの時期と基準、撤退の条件を書きます
目安の列には、各社のページで確認できた下限値を入れてあります。見積もりが目安から大きく離れているときは、含まれる作業の範囲が違うことが多いので、範囲を聞き直してください。
費用対効果の見方 — 獲得単価とクリック単価で確かめる
費用対効果は、年間総額を成果の件数で割って確かめます。成果を問い合わせに置くなら獲得単価、検索からの流入に置くならクリック単価です。
1件あたりの獲得単価 = 年間総額 ÷ 年間の問い合わせ数
1クリックあたりの費用 = 年間総額 ÷ 年間の検索クリック数
たとえば月40万円で12か月契約し、検索からのクリックが年間で12,000回増えたと仮定すると、1クリックあたり400円です。検索広告で同じ語に出稿した場合のクリック単価と並べると、広告で買う場合との差が分かります。この数字は仮定で、実績ではありません。上位8記事でも、費用と成果の組を示していたのは仮定の計算をした2本だけでした。
成果が出る前の時期は、この数字が極端に悪く出ます。次の節に当メディアの実数を載せましたが、問い合わせが0件のうちは獲得単価を計算できません。だからこそ、何か月目に何の数字で判断するかを、契約の前に決めておきます。
外注と内製の判断 — 3つの問い
外注するか社内で進めるかは、金額の前に次の3つで決まります。
- 狙う語を社内で決められるか。 決められないなら、設計の部分(コンサルティングか、単発の戦略設計)から外に出します。記事制作だけを外注しても、語の選定は社内に残ります
- 担当者が月に何時間使えるか。 内製は外注費が小さいかわりに、調査・執筆・確認・改修の時間がすべて社内に乗ります。時間が取れないなら、実行まで任せるプランが必要です
- サイトの改修を社内でできるか。 内部対策は、指示書をもらっても実装できなければ進みません。制作会社や社内のエンジニアが動けるかを先に確かめます
3つとも社内で持てるなら、費用はツール代と社内工数だけです。1つでも持てないなら、その部分だけを外に出すのが、総額を抑える組み方になります。
108本を公開して問い合わせは0件だった — 当メディアの費用と成果の実数
費用をかければ成果が出る、とは限りません。当メディア(AIディア)は公開から55日で108本を出し、外部の読者からの問い合わせは0件です。費用より先に、狙う語を外していました。
| 指標 | 値 | 種別 |
|---|---|---|
| 公開中の記事(この記事と下書きを除く。検索に出していない4本を含む) | 108本 | 実測 |
| 記事制作で追加に支払った費用 | 記録なし | 未計測(サブスクリプションの範囲内で作成。実請求額とツールの費用は記録なし) |
| 同じ108本を外注したと仮定した金額 | 2,808,000円(税別) | 計算 |
| 検索表示(直近28日・2026-09-30取得) | 1,514回 | 実測 |
| 検索クリック(同) | 21回 | 実測 |
| 平均掲載順位(同) | 13.8位 | 実測 |
| 被リンク/参照ドメイン(2026-09-27取得) | 7本/5ドメイン | 実測 |
| 外部の読者からの問い合わせ | 0件 | 実測 |
記事は、既存のサブスクリプションの範囲で作りました。実請求額とツールの費用は記録が無く、未計測です。外注したと仮定した金額は、公開されている1本26,000円(4,000字・税別)に108本を掛けた計算で、実際に支払った金額ではありません。
1件あたりの獲得単価は「費用÷問い合わせ数」で出しますが、分母が0なので計算できません。 外注すれば281万円(税別)になる本数を出しても、問い合わせが0件なら費用対効果は測れないままです。
原因は3つ確認できています。
- 検索されない語を狙っていた。 2026年8月24日の点検では、当時の69本のうち39本(57%)が、検索需要の無い語を狙っていました
- 発注を検討する人の語では、表示すらされなかった。 商談につながる語を狙って書いた10本は、9本がインデックスされているのに、8本は28日間の検索表示が0回でした(2026-09-29取得)。検索結果の上位は、その語でサービスを売っている会社のページが占めていました
- 公開直後の表示は続かなかった。 1日あたりの検索表示は、8月下旬の7日平均209回から、9月下旬は36回へ減りました。主力の3ページは順位がほぼ同じまま表示だけが減っており、新しいサイトが試しに表示される期間が終わったと見ています
動いた数字もあります。狙う語を「費用」「相場」の語へ変えたコンテンツマーケティングの費用相場(2026-09-21公開)は、2026-09-30に取得した Search Console のデータで、「コンテンツマーケティング 費用」の検索に平均4.1位で表示されていました。ただし表示は10回、クリックは0回で、問い合わせにはつながっていません。
見積もりの前に、狙う語を確かめる手順
当メディアが外した順に、確かめ方を書きます。どれも費用はかかりません。
- 語が検索されているかを見る。 検索窓に語を入れ、候補が出るかを確かめます。候補が1つも出ない語は、検索する人がほとんどいません。当メディアの69本中39本はこの状態でした
- その語の検索結果を開き、上位の顔ぶれを見る。 サービスを売る会社のページが並ぶ語は、記事では入りにくい語です。解説記事が並ぶ語なら、記事で狙えます。当メディアの10本のうち8本が表示されなかったのは、前者の語でした
- 自社サイトの現状を Search Console で見る。 すでに表示されている語があれば、新しく書くより、そのページを直すほうが早く動きます
- 語を決めてから見積もりを取る。 語と成果の定義を先に渡すと、各社の見積もりが同じ前提でそろいます
制作を安くする手段は増えましたが、どの語を狙うかを間違えると、費用は本数ごと無駄になります。 SEOの見積もりを取るときは、金額の前に「どの語で、誰に見つけてもらうのか」を決めてください。当メディアは狙う語を切り替えている途中で、結果はまだ出ていません。
見積もりで確認する7項目 — 費用に差が出る理由と会社の選び方
同じ「月40万円」でも、税・契約期間・含まれる作業で総額は変わります。費用に差が出る理由は、各社の表記の違いとして確認できます。見積もりを取ったら、次の7項目を同じ順番で埋めてください。
費用に差が出る3つの理由
同じ施策でも金額が変わる理由は、3つあります。
- サイトの規模と課題。 「サイトの規模や課題、ご要望によって価格は変動する」と書き、都度の見積もりにしている会社があります。ページ数が多いサイトほど、調査と改修の対象が増えます
- 対象にする語の数。 キーワードの選定は10キーワードで10万円、その後は10キーワード追加するごとに5万円という表記でした。成果報酬とキーワード単位の月額固定は、語1つごとの契約です
- 含まれる工程。 記事制作は、構成を発注側が用意するかどうかで、4,000字あたり8,000円の差が付いていました。入稿や画像を含むかどうかでも変わります
見積もりで埋める7項目
- 税込か税別か。 SEOコンサルティングの月額を出していた8社のうち、税の表記があったのは1社でした。月40万円が税別なら、年間で48万円の差になります
- 最低契約期間。 明記は8社中2社で、どちらも6か月。表記が無い会社には、途中で止められるかを聞きます。低価格の月額固定やツールには、初回の契約期間のあとは自動更新と書くものがあり、契約期間ぶんを最初にまとめて請求する表記もありました。解約を申し出る期限も確認します
- 初期費用。 コンサルティングは8社とも表記なし。記事制作では0円と明記する会社と、30万円〜・40万円〜の初期費用を取る会社がありました
- 含まれる作業の範囲。 構成・執筆・入稿・画像・レポートのどこまでが月額に入るのか。修正の回数に上限を置く会社もあります
- 単価の外に出る費用。 入稿1万円〜、構成案8,000円〜のほか、スポットの発注では記事の合計金額の20%を進行管理費として別に取る表記がありました
- 最低発注額。 スポットの発注は最低50万円、単発の依頼は月30万円以上という条件を置く会社があります
- 成果の定義と判断の時期。 何を成果とし、何か月目に何の数字で続けるかを決めます。上位8記事のうち3本は、成果が出るまでの期間を数字で書いており、3か月から半年、半年から1年といった記述でした
会社を選ぶときは、金額より先に次の3点を比べます。
- 依頼したい施策と、その会社の主力が合っているか。 記事制作が主力の会社と、サイトの技術的な改善が主力の会社では、同じ月額でも納品物が違います
- 報告の中身。 順位だけでなく、流入と問い合わせまで報告に含まれるか。見本を見せてもらいます
- 止める条件を契約前に話せるか。 7つ目の項目を一緒に決めておくと、期待値を契約前にそろえられます
判断の時期と基準は、見積書の定型の項目に入っていないことがあります。書かれていなければ、発注側から項目として足してください。
契約前の注意点 — 権限と安全
Google は、SEO業者への依頼を検討する人に向けた案内を公開しています。契約の前に確認しておく点を、その文言と合わせて挙げます。
- 順位の保証は受け取らない。 Google は「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。」と書いています。掲載順位を保証するという提案は、金額にかかわらず見送ります
- 最初に渡す権限は読み取りだけにする。 監査の提案を受けた段階では「Search Console への読み取り権限のみを付与してください」と案内されています
- アカウントの所有者は自社にする。 Search Console、アクセス解析、サイトの管理画面は、自社の名義で作り、外注先には権限を付与する形にします。契約が終わったときにデータと設定が手元に残ります
- 成果の測り方を先に聞く。 Google が挙げる質問の例にも「期待される結果とその時期、成果はどのように測定するのか。」があります。7つ目の項目と同じです
- サイトに加えた変更の記録をもらう。 何を、なぜ変えたのかを毎月の報告に入れてもらいます
- リンクの得方を確かめる。 Google はスパムに関するポリシーで、リンクスパムの例に「ランキングを上げることを目的としたリンクの売買」を挙げています。同じページで、広告やスポンサーとしてのリンクは、rel 属性(nofollow または sponsored)を設定していれば違反にならないとも書いています
予算を組む手順 — 稟議に出す前の4ステップ
予算は施策の積み上げではなく、狙う語と成果の定義から逆算します。
- 狙う語と成果の定義を決める。 発注を検討する人が検索する語かどうかを先に確かめます。成果を順位・流入・問い合わせのどれに置くかも、ここで決めます
- 施策と料金体系を選ぶ。 語が少なければ成果報酬やキーワード単位の月額固定、サイト全体なら月額固定のコンサルティング、方針だけなら単発の設計です
- 3社の見積もりを同じ項目に並べ、年間総額を出す。 税・最低契約期間・初期費用・単価の外に出る費用をそろえ、社内工数を足します。配布している予算シートがそのまま使えます
- 見直しの時期と基準、撤退の条件を書く。 何か月目に、表示・クリック・問い合わせが何件なら続けるのかを稟議に書きます
当社(AIディア/株式会社PENGIN)は、記事が出続ける仕組みごと構築して納品する立場で、この領域の事業者の1つです。料金は構築+月次運用で20万円〜で、確定額と税の扱いは、ヒアリング後に内訳つきで出しています。内容は自動運営メディア構築のページに載せています。同じ領域でサービスを提供しているため、この記事では会社の順位づけをしていません。
更新履歴
- 2026-09-30:公開。21社(26ページ)とSEOツール4本の公式ページ、検索上位8記事の本文を同日に取得して作成
よくある質問
SEO対策の費用相場はいくらですか
月10万円以下でもSEO対策を外注できますか
成果報酬型と月額固定型は、どちらが安くなりますか
見積もりを取る前に、狙う語と必要な施策を一緒に決めます
SEOの費用は、どの語を狙い、どの施策をどこまで外に出すかで決まります。当メディアの運営実測をもとに、狙う語・必要本数・社内に残す工程を整理します。構築+月次運用は20万円〜。確定額と税の扱いは、ヒアリング後に内訳つきでお出しします。
SEOの予算の組み方を相談する