今週の数字 — 順位は上がり、相談クリックは消えた

公開4週目は、順位も流入も伸びた一方で、相談CVクリックが0件になった週だった。
左は検索表示の順位帯シェアの前週と今週の比較
0.7%
4-10位
3.2%
44%
破線が目標100%
2ページ目は 37.8% から 4.6% へ解消
確定値では両方とも目標を超えていた
ただし1-3位のシェアは 1.1% から 0.7% で動かず
| 検索表示の順位帯シェア | 8月末ゲートの最終達成度 |
|---|---|
| 前週 08-18/08-24 (確定・7日) と 今週 08-25/08-28 (4日) の比較 | 2026-08-31 実測・4項目中3項目を達成 |
| 前週 | 今週 |
| 記事在庫 | 85本 / 80本 |
| 1-3位 | 1.1% |
| 60.1% | 検索表示 週 |
| 91.6% | 120% |
| 11-20位 | 37.8% |
| 4.6% | 100% |
| 21位以下 | 1.1% |
| UU 月間 | 131 / 300 |
| 平均掲載順位 10.94位 から 8.03位 | 未達はUUのみ |
| 4-10位帯のクリック率 2.96% から 3.49% | 前週は表示・クリックとも未達と報告したが、 |
| 壁は2ページ目から1ページ目下部へ移っただけ | 4日分の暫定値で未達判定を出したのが誤り |
| 指標 | 今週(08-25〜31) | 前週(08-18〜24) | 前週比 |
|---|---|---|---|
| ユニークユーザー | 62 | 42 | +48% |
| セッション | 92 | 88 | +5% |
| ページビュー | 252 | 259 | −3% |
| エンゲージメント率 | 37.0% | 56.8% | −19.8pt |
| 検索表示回数 | 845(4日分) | 1,200(7日確定) | 日次 +23% |
| 検索クリック | 29(4日分) | 30(7日確定) | 日次 +69% |
| 平均掲載順位 | 8.03位 | 10.94位 | 2.91位 改善 |
| 相談CVクリック | 0 | 1 | −1 |
| フォーム送信・商談 | 0 | 0 | — |
| 新規公開 / リライト | 6本 / 17本 | 23本 / — | — |
| 記事在庫 | 85本 | 79本 | +6本 |
| APIコスト | $0 | $0 | — |
検索指標は反映遅れのため8月25日〜28日の4日分である。前週は7日分の確定値なので、前週比は1日あたりで出した。流入チャネルはOrganic Search 48・Direct 25・Organic Social 13・Unassigned 10・AI Assistant 4で、LLM経由を示すAI Assistantは0件から4件へ戻った。
8月末ゲートは4項目中3項目を達成した。 記事在庫85本(目標80本)、検索表示 週1,200回(目標1,000回)、検索クリック 週30件(目標30件)。未達はUU(月間131・目標300)だけで、軌道比−56.3%である。エスカレーション基準の−40%超過は3週連続だが、前週の−72%からは改善している。
表示は記事を出せば増え、クリックは順位が上がれば増える。UUは、そこから先に読者が定着しないと増えない。ゲートの4項目は同じことを4回測っていたのではなく、達成しやすい順に並んでいただけだった。
先週の未達判定は、間違っていた

数字の前に訂正を書く。先週、検索クリックを「週換算21件・目標30件に対し約−30%で未達」と報告した。今週あらためて同じ期間を取得したら、確定値は30件だった。目標をちょうど達成していた。
前週08-18から08-24の同一期間について、08-24集計時の4日分の値と08-31再取得の確定値を比較した横棒グラ
前週の数字は、4日分の暫定値から確定値へこれだけ動いた
2026-08-18/08-24 の同一期間を、08-24 集計時と 08-31 再取得で比較
1200
30
88
42
| 08-24 集計時(4日分) | 08-31 再取得(確定) |
|---|---|
| 検索表示(回) | 620 |
| 検索クリック(件) | 12 |
| セッション | 65 |
| ユニークユーザー | 30 |
| ページビュー | 220 |
| 検索クリックは確定値30件=8月末ゲートの週30件をちょうど達成していた。前週の「約−30%で未達」は誤り | 259 |
Search Consoleの反映が2〜3日遅れることも、GA4も後から増えることも、先週の時点でわかっていた。それでも4日分から週換算を推定して「未達」と判定した。問題は数字が変わったことではなく、欠けているとわかっている値から判定を出したことのほうにある。 今週から、ゲートのような確定判定は「7日分が揃った前週の値」で出すことにした。
先週の記事に書いた「表示の45.2%が2ページ目」も4日分の暫定値で、確定値では37.8%だった。方向は変わらないが数字は置き換えている。
先週決めた4施策の答え合わせ
先週の運営ログに書いた「来週やること」4件を、実測で照合した。
順位分布の変化がいちばん大きい。先週の発見は「クリックが増えない主因は変換ではなく順位で、表示の37.8%がまだ2ページ目にある」だった。
| 順位帯 | 前週の表示シェア | 今週の表示シェア | 前週CTR | 今週CTR |
|---|---|---|---|---|
| 1〜3位 | 1.1% | 0.7% | 0.00% | 16.67% |
| 4〜10位 | 60.1% | 91.6% | 2.96% | 3.49% |
| 11〜20位 | 37.8% | 4.6% | 1.72% | 0.00% |
| 21位以下 | 1.1% | 3.2% | 0.00% | 0.00% |
2ページ目の表示シェアは37.8%から4.6%になった。 平均掲載順位も10.94位から8.03位へ、1ページ目のクリック率も2.96%から3.49%へ上がっている。
ただし来週の主変数は先週と同じ文章になる。「4〜10位の表示を1〜3位へ押し上げる」である。クリックが最も出る1〜3位のシェアは1.1%から0.7%とほとんど動いていない。 2ページ目にいた表示が1ページ目の下へ移っただけで、壁は消えたのではなく1つ先へ移った。文章は同じでも対象ページは総入れ替えになる(1ページ目にいてクリック0のページは39ページ・表示142回ぶん残っている)。
因果は断定しない。今週リライトした主要4本のうち、クリックが増えたのは/tools/chatgpt-business/(1→4)と/tools/chatgpt-plans-comparison/(0→2)の2本、横ばいが1本、リライトが8月29日で観測2日しかない判定不能が1本である。全体の表示が日次+23%伸びており、リライトしていないページも伸びている。対照群も用意していない。言えるのは「新規本数を4分の1に落としてリライトへ振り替えても、検索指標は落ちなかった」ところまでである。
相談CVクリックが0になった
今週いちばん都合の悪い数字がこれである。セッションは92(+5%)に増え、順位も上がり、BOFU記事への着地も増えた。それなのに相談CVクリックは1件から0件になった。
累計の相談CVクリック率は1.41%から0.78%へ下がった(累計セッション257・CVクリック2件)。逆算モデルの想定1.0%を下回るが、2件しかないサンプルで0件と1件の差を統計的に扱うことはできない。係数の更新は事前に決めた公開30日(9月5日)まで行わない。
意味があるのは数字より、先週まで弱点だと考えていた場所が直ったのにCVが減ったことのほうだ。先週は「在庫のBOFU比率52.6%は達成しているのに、セッションベースでは21.5%しかない」を弱点として特定した。そこは35.9%へ直った。直ってCVが出ないなら、ボトルネックは着地の手前ではなく記事の中にある。CTAの位置か、文言か、記事の結論とCTAの中身が噛み合っていないかである。
エンゲージメント率も56.8%から37.0%へ落ちた(−19.8pt)。今週唯一かつ最大の悪化指標である。Organic Socialが6→13、Unassignedが1→10と増えており滞在の浅い流入が増えた影響は考えられるが、確認はできていない。
運行の実測 — 復旧したが、日曜がまた消えた
先週の最優先課題だった運行基盤は復旧した。稼働率は28.6%から85.7%(6/7日)になった。
ただし8月30日(日)はまた実行ログすら残っていない。 先週「原因を特定する」と書いた症状が同じ形で再発した。土曜の3時間29分の遅延と合わせて、週末に何かが起きているという当たりはついたが特定できていない。
新規公開は6本(1日0.86本)、リライト17本を合わせた成果物は23本(1日3.3本)で、定常スループットの目安45成果物/週には届いていない。
Codexが回す編集ジョブは、6回の起動で公開に至ったのが1本だった(採用率16.7%)。検証失敗3件はすべて同一のエラー(howtoはverify.dateとverify.envが必須です)で、検証を通った3本のうち2本も、8月31日のレビューで「主キーワードの検索需要がゼロ」を理由に不採用になっている。Googleサジェスト0件、つまり誰も検索していない語だった。
問題は原稿ではなく構造にある。Codex側のトピック選定に需要チェックが入っていないことと、過去の不採用理由がCodexへ渡っていないこと。この2つがあるかぎり生成の大半は毎日捨てられ続ける。先週の日次ジョブも同じ指摘を上げており、2週続けて残っている。
インデックス率は全99URL中97本で98.0%(記事のみ85本中83本・97.6%)。減速条件(2週連続50%未満)には該当しない。未インデックスの2本は/articles/ai-usage-log-7067-analysis/(公開11日・先週対応すると書いて未実施)と/articles/weekly-ops-log-20260824/(公開7日)で、先週のこの運営ログが1週間クロールされていない。
実験パターンの判定(2回目) — 昇格1・観察継続5・撤収0
実験パターン別の1本あたりクリック数の横棒グラフ
実験パターン別の1本あたりクリック(2026-08-06/08-31 累計)
順位は入れ替わった。最下位はニュースから実行検証ガイド(非エンジニア向け)へ移った
昇格しているのは効率1位のパターンではない。唯一の相談CVクリックを持つのがAIツールDBだけだから
| 実行検証ガイド・eng(howto-eng-01) | 1.63 | 8本 / 観察継続 |
|---|---|---|
| ニュースダイジェスト(news-digest-01) | 1.00 | 12本 / 観察継続 |
| AIツールDB(tool-db-01) | 0.98 | 45本 / 昇格継続 |
| 実行検証ガイド・ops(howto-ops-01) | 0.14 | 14本 / 観察継続 |
| 週次運営ログ(log-weekly-01) | 0.00 | 4本 / 本数未達 |
| 座談会(zadankai-01) | 0.00 | 3本 / 本数未達 |
数字は8月6日からの累計である。今週の変更点は3つある。
1. ニュースダイジェストを撤収候補の筆頭から外した。 先週は1本あたりクリック0.08件で全パターン中最下位だった。今週クリックが1件から12件に増え、1本あたり1.00件でAIツールDB(0.98件)を上回った。撤収条件の「流入下位25%」を満たさない。ただし12件のうち10件が/articles/ai-news-digest-20260821/ 1本に集中しているので、パターンの再現性ではなく単発の当たりと見ている。
2. 実質の最下位は、実行検証ガイド(非エンジニア向け)へ移った。 8月28日に初回判定日を通過し、本数14本・2週経過とも満たしたので今週が初判定である。1本あたり表示6.4回・クリック0.14件でいま最も効率が悪い。撤収条件は「4週経過して流入下位25%かつCVゼロ」なので、起点8月14日からの4週到達日である9月11日を撤収判定日とした。
3. 座談会は実験そのものが止まっている。 8月31日が判定日だったが本数3本で最低5本に届かない。問題は数字ではなく、8月17日の起票から2週間で1本も追加されていないことである。次週も増えなければ一時停止へ落とし、実験枠(同時3つまで)を空ける。
撤収(noindex化)は今週も0件である。
昇格中のAIツールDBには注記が要る。昇格時の指示は「toolを1日3本から5本相当へ増やす」だったが、今週の新規tool記事は週4本だった。判定を出したことと、判定どおりに配分できたことは別である。 制約は編集判断ではなく運行側(日次ジョブが1日1〜2本、Codexの採用率が6分の1)にある。増やせないなら、昇格の実体は「新規本数」ではなく「既存tool記事のリライト」に読み替えるしかない。今週実際に効いたのはそちらだった。
さらに、AIツールDBは唯一の相談CVクリックを持つパターンとして昇格したが、そのCVクリックは8月16日の1件から3週間増えていない。次週もCVが0なら昇格の根拠は流入だけになる。その時点で、ファネル分離のルール(流入だけ勝ってCVゼロのパターンを増やさない)を昇格済みのパターンにも当て直すことになる。
競合SERP・台帳監査と、来週やること
主要10キーワードを実検索した(前回は8月14日)。10キーワード中4つで、上位にいたnote個人やQiitaが消えて企業AIメディアに置き換わっていた。 Dify 料金、文字起こしAI 比較、AIコーディングツール 比較、AI検索 おすすめの4つである。さらに3つで顔ぶれが総入れ替えしており、個人・UGCが上位を保っていたのは3つ(Cursor 料金・NotebookLM 料金・ChatGPT Business 料金)だけだった。digital-gorilla.co.jp と genai-ai.co.jp の2ドメインが料金・比較の両クラスタに横断して出てくる。
8月24日に「上位が小規模で空いているか」ではなく「上位が構造的に持てないデータを、こちらが持てるか」へ選定基準を変えた。今週の実査はそれを裏づけた。「空いているから入れる」で選んだキーワードは、17日で埋まる。
台帳85本の機械監査も行った。編集基準(H2の60%以上に図解・比較・画面を置く)を満たしているのは85本中7本しかない。しかも表示回数順に並べると具合が悪い。
| 記事 | H2図解率 | 累計表示 |
|---|---|---|
| /tools/chatgpt-business/ | 33% | 394 |
| /tools/gemini-hojin-ryokin/ | 9% | 356 |
| /tools/gemini-notebook/ | 29% | 282 |
| /articles/gemini-notebook-source-preflight/ | 14% | 265 |
表示が多いページほど図解率が低い。 1〜3位へ押し上げるために必要な「引用される要素」が、いちばん押し上げたいページに無い。順位帯の分析と台帳監査は独立に取った数字なのに、同じページを指している。
来週やることは5つ。
- 相談CVクリック0の原因を記事の中で切り分ける。 着地は直ったのにCVが減った。CTAの位置・文言・記事の結論との噛み合わせを、表示上位5本で個別に見る
- 表示上位5本のH2図解率を60%以上へ引き上げる。
/tools/gemini-hojin-ryokin/(9%・表示356)と/tools/chatgpt-business/(33%・表示394)が筆頭 - Codexの編集ジョブに需要チェックを必須化し、不採用理由を渡す。 需要ゼロKWによる不採用も同一エラーの繰り返しも、仕組みで防げる
- 8月30日の未稼働の原因を特定する。 週末に固まって出ているという当たりだけついた
- 運営ログ記事がクロールされない問題に対応する。 直近2本が未インデックスで、内部リンクの張り方を見直す
数字はすべてGA4とSearch ConsoleのAPI実測である。機械可読データは /data/weekly.json と /data/index-coverage.json に同時公開している。先週「未達」と報告したものが今週「達成」に変わり、先週まで出ていたCVが今週0になった。どちらも消さずに残すのは、この運営ログを読み物ではなく検算できる記録にしておきたいからである。
よくある質問