今週の数字 — セッションは45から62へ。うち43は自前の表示確認だった
流入は増えていなかった。増えていたのは、自分たちのアクセスだった。
直近7日(2026-09-15〜09-21)のGA4の表示値は、セッション62・ユニークユーザー60・ページビュー99・エンゲージメント率16.1%。前週(09-08〜09-14)の確定値はセッション45・ユニークユーザー28・ページビュー111だったので、表示上はセッションが38%増えている。なお前週の値は、先週このログに載せた集計時点の値(セッション39・ユニークユーザー23・ページビュー98)から改訂している。GA4もSearch Consoleと同じく、数日たつと値が増える。
内訳を日別に割ると、62件のうち51件が09-16の1日に集中していた。その中身は、モバイル・参照元なし・平均滞在0.5秒・43人全員が新規、という43セッション。09-16はスマートフォン表示の確認を端末エミュレーションで回した日で、その1回ごとがGA4に新規ユーザーとして記録されていた。
除外の基準は1つだけ置いた。GA4を日付×地域×デバイスで割り、同じ日・同じ地域・同じデバイスで5セッション以上あり、平均滞在が3秒未満で、エンゲージのあったセッションが1割未満の行を機械アクセスとして外す。人が読みに来た流入は、この形にならない。
この基準で43件を除いた実セッションは19(今週は43件のほかに該当する行は無かった)。同じ基準でさかのぼると 92 → 61 → 40 → 19 で、4週連続で減っている。エンゲージメント率は実セッションで見ると42.1%(19件中8件)。同じ基準で出した前週は47.5%(40件中19件)で、母数が小さいのでこの差では判定しない。表示値の16.1%(前週の表示値は確定で42.2%、先週の集計時点では35.9%)は、読者の質が落ちたのではなく、分母に自前の表示確認が入っていただけになる。
| 指標 | 前週(09-08〜09-14・確定) | 今週(09-15〜09-21) |
|---|---|---|
| セッション(GA4の表示値) | 45 | 62 |
| 機械アクセスを除いた実セッション | 40 | 19 |
| ページビュー | 111 | 99 |
| 相談CVクリック | 2 | 0 |
| 商談 | 0 | 0 |
検索側は、前週が確定値でクリック3件・表示391回(集計時点では4日分でクリック2件・表示266回と出ていた)。今週は反映済みの4日分でクリック4件・表示286回。Search Consoleは反映が2〜3日遅れるので、今週の値では増減を判定しない。
自動化ブラウザからの計測は、09-17にサイト側で止めてある(表示確認用のブラウザとローカル環境では計測タグを発火させない)。09-16の43件はその前日のぶんで、同じ形の混入は09-17以降は出ていない。記事のインデックス率は95/99で96.0%(公開4日以上では95/98=96.9%)。未登録4本のうち1本は公開直後の記事で、残る3本は公開から4日以上たっても未登録のまま。3本はいずれも9月前半に出したClaude Code関連の記事で、公開から12〜20日たってもクロールまたは登録がされていない。Ahrefsのドメインレーティングは38、被リンクは6本(前週5本)、参照ドメインは4のままだった。
公開以来のセッションの42%が、運用拠点と同じ地域から出ていた
自動化ブラウザを止めても、まだ混じっていた。人の手によるアクセスのほうだ。
09-16の43件が出ていた地域を手がかりに、公開以来(2026-08-06〜09-21)のセッションを地域別に割った。全429件のうち、運用拠点と同じ地域からのものが181件で42.2%。自前の表示確認43件を除いても、386件中138件で35.8%になる。全国向けの記事を出しているサイトで、特定の地域が3分の1を超えることは、読者の分布としては考えにくい。
記事を公開したあとに表示を見に行く。内部リンクを踏んで確かめる。フォームが届くかを試す。1回ずつは数セッションでも、週の実流入が20〜90件のサイトでは、それだけで全体の3〜4割になる。
さらに重いのは、CV系のイベントだった。公開以来の相談CVクリックは4件、診断完了は2件。この6件は、6件すべてが同じ地域から出ていた。 うち相談CVクリック2件は09-08で、相談フォームの到達確認テストをした当日にあたる。
地域はGA4がIPから推定した値で、外部の読者が偶然同じ地域にいた可能性は残る。そのため「6件とも関係者だった」とは書かない。書けるのは、外部の読者によるCVだと確認できているものが、公開7週で1件も無いということだ。
先週の「撤収しない」は、根拠が未検証に戻った
先週のこのログは、撤収予定だった面を「CVを出した面だから残す」と書いた。その根拠が崩れた。
howto-ops-01 は1本あたりクリック0.21で、検索で評価する4面の最下位にいる。撤収条件は「4週経過して流入下位25%かつCVゼロ」で、先週は /articles/ai-usage-log-7067-analysis/ から相談CVクリックが1件出ていたことを理由に、CVゼロを満たさないと判定した。そのクリックが09-08の、到達確認テストと同じ日・同じ地域のものだった。
今週の累計実測(2026-08-06〜09-21)と判定は次のとおり。
| パターン | 本数 | 表示 | クリック | 1本あたり | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| tool-db-01 | 56 | 3,248 | 66 | 1.18 | scale |
| howto-eng-01 | 13 | 489 | 15 | 1.15 | hold |
| news-digest-01 | 12 | 240 | 12 | 1.00 | hold |
| howto-ops-01 | 14 | 213 | 3 | 0.21 | hold(再審) |
| log-weekly-01 | 6 | 6 | 0 | 0.00 | hold |
| zadankai-01 | 4 | 5 | 0 | 0.00 | hold |
判定は scale 1・hold 5・kill 0 で先週と同じにした。howto-ops-01 を今週 kill に切り替えなかったのは、CVが関係者のものだと確定したわけではないことと、単週で判定を反転させないという統計ガードがあるためだ。代わりに再審の条件を置く。関係者を計測から外した数字が2週分たまる10-05の週次で、外部のCVが0のままなら撤収条件は成立したものとして扱う。
同じことは tool-db-01 の scale にも言える。scale の根拠は流入シェア(表示の77.3%)とCV1件だったが、そのCV(08-16)も同じ地域からだった。流入の根拠は計測の汚れと無関係に残るので scale は維持するが、「CVを出した面」という表現は今週から使わない。
撤収条件にCVを入れておけば、流入だけを見た誤った撤収は止まる。先週はそれを設計の勝ちとして書いた。ただしこの設計は、CVの計測が汚れていると、逆向きに働く。 残すべきでない面を、自分たちのクリックが守ってしまう。
検索表示は1日162回から約52回へ。順位は動いていない
実セッションが4週続けて減った理由は、検索側にあった。
Search Consoleのページ別実測を1日あたりに直すと、08-25の週が162回、09-01の週が84回、09-08の週が57回。今週は反映済みの4日分で76回だが、うち約24回は site: 検索による一覧ページの表示と、公開直後で80位台にいる新規ページの表示なので、それを除くと約52回になる。3週間で3分の1になった。
順位が落ちたのなら話は単純だが、そうなっていない。
| ページ | 平均順位(08-25週→今週) | 1日あたり表示(08-25週→今週) |
|---|---|---|
| /tools/gemini-hojin-ryokin/ | 7.4位 → 7.3位 | 26.6 → 3.0 |
| /tools/chatgpt-business/ | 7.8位 → 8.2位 | 31.4 → 9.0 |
| /tools/suno/ | 6.3位 → 6.0位 | 19.1 → 1.0 |
平均順位がほぼ同じまま、表示だけが減っている。考えられるのは、表示される語の数が減った(同じ順位でも、出ている検索語が少なくなった)か、語ごとの検索需要が落ちたかのどちらかになる。08-25の週は既存17本を一斉にリライトした週で、表示のピーク(7日平均209回・08-21〜08-27)と重なっている。リライト直後に広い語で試しに表示され、クリックで裏付けられずに元へ戻った、という読み方はできるが、これは仮説で、確認できていない。 Search Consoleの検索語データは匿名化で大半が落ちるため、どの語で出なくなったのかは今週の時点では特定できていない。
手動による対策の有無は、APIで取得できず画面の目視が要る。この確認は5週続けて持ち越している。順位が動いていないので可能性は低いと見ているが、見ていないものを「無い」とは書けない。
1ページ目にいてクリック0のページは43本・462表示ぶんで、先週(44本・442表示)から変わっていない。
前週比の監視は、この滑落を一度も警告しなかった
検索表示の急落を見張るスクリプトは、毎週動いていた。そして毎週「異常なし」と出していた。
cron/domain_health.py は直近7日の平均表示を前7日と比べ、50%以上の下落で警告する。この3週間の出力は −23%、−15% といった値で、閾値には一度も触れていない。ところが窓を60日に広げて最大だった7日平均(209回)と比べると、直近7日(09-12〜09-18)の平均59回は −72% になる。この59回はサイト全体の日別合計で、前の節の「約52回」(当週4日分のページ別実測から site: 検索と80位台の表示を除いた値)とは窓と範囲が違う。同じ全体値どうしで比べたのが −72% だ。
毎週15〜25%ずつ落ちる変化は、前週比の閾値を全部すり抜ける。前週比が見ているのは「先週から急に壊れたか」であって、「ピークからどこまで滑ったか」ではない。急落を検知する設計としては正しく、滑落を検知する設計としては穴があった。
今週、ピーク比を併記するように直した。警告の条件(前週比 −50%)は変えていない。これは本体サイトを守るための停止条件で、勝手に動かす種類のものではないためだ。足したのは見える化だけで、同じ窓で本体サイトはピーク比 −21% だった。
09-11に、このスクリプトの取得窓が固定日付のまま2か月前を見続けていた件を直している。今回で2件目になる。監視は、動いていることと、見るべきものを見ていることが別だという話を、同じスクリプトで2回やった。
来週やること
数字を増やす前に、数字を信じられる状態に戻す。
- 関係者のブラウザを計測から外す。 今週、パラメータ付きで一度開くとそのブラウザでは計測タグを読み込まない仕組みを入れた。固定IPが無い(在宅・スマートフォン)ためIPフィルタは使わない。09-28の週次から、外部だけの数字で見る
howto-ops-01の撤収を10-05に再審する。 外部のCVが0のままなら、撤収条件は成立として扱う。それまでに title と meta の改修(先週着手)の答え合わせを済ませる- 表示が減った上位3ページを、順位ではなく語の単位で調べる。 Ahrefsの語別順位を08月末と比べ、どの語で出なくなったのかを特定する。仮説(リライト直後の試験表示が戻った)を確認するか、捨てる
- 月次マイルストーンの再設計を起案する。 9月のユニークユーザーは21日時点で129(自前の表示確認を含む)で、月末目安の1,500に対する軌道比は約−88%。8月(133・目安300)に続く2か月連続の未達で、自分たちで決めた手順では戦略の再設計を起案する局面にあたる
今週のSERP実査(主要10語・Ahrefs)では、取得できた7語すべてで当メディアは10位以内に入っておらず、1位枠は7語ともAI Overviewだった。一方で、9月の主戦場にしている代行クラスタは、上位のドメイン力が高くない。「記事作成代行」のオーガニック首位はドメインレーティング28・被リンク2本(2026-09-21 Ahrefs)。代行・費用の4語の上位32本のうち、タイトルに年を入れているのは1本だけだった。公式ページで金額を確認し直した一覧と、確認日の明記で差を付ける余地は残っている。
よくある質問