| 料金 |
|
|---|---|
| 公式サイト | https://zapier.com/ |
| メリット | プログラミングなしでSaaS同士をつなぐ自動化(Zap)を作れる。公式ページによると連携アプリは9,000以上。利用企業数はAgents製品ページに「over 2.2 million」と「3.4 million」の2通りの表記がある(2026年10月8日確認) 自然言語で自動化を組み立てるCopilot、判断を含む業務を任せるAgentsなど、AI機能が本体に統合されている 本体は月100タスク、Agentsは月400アクティビティまで無料で、費用ゼロで実務検証まで進められる |
| デメリット | 本体(タスク)とAgents(アクティビティ)で使用量の単位が別々にカウントされ、両方使うと管理すべき従量が2系統になる 無料プランは2ステップZapのみ・月100タスクで、複数アプリをまたぐ本格運用ではすぐ有料プランのタスク段階課金に入る 料金はドル建て表示・画面やヘルプは英語中心で、為替と言語の両面が国内チームには導入時の負担になる |
結論: どんなツールか
Zapierは、フォーム・スプレッドシート・チャット・CRMなどのSaaS同士をプログラミングなしでつなぐ自動化ツールです。公式ページによると連携アプリは9,000以上(利用企業数はAgents製品ページに「over 2.2 million」と「3.4 million」の2通りの表記があります)で、従来の「Zap」(ワークフロー自動化)に加えて、自然言語で自動化を作るCopilot、判断を含む業務を任せるAIエージェント「Zapier Agents」がそろっています。費用を考えるうえで重要なのは、本体は「タスク」、Agentsは「アクティビティ」という別々の単位で課金される2本立て構造である点です。本記事の料金・仕様は2026年8月12日にZapier公式サイト・公式ヘルプで確認し、2026年10月8日に公式料金ページ・公式ヘルプ・Agents製品ページを取り直して照合した値です。取り直した本文で確認できなかった項目は、その旨を書いています。
Zapierの料金の整理
Zapier の料金 — 本体はタスク課金、Agents は別枠のアクティビティ課金
2026年10月8日 公式料金ページ・公式ヘルプで再照合(ドル建て)
出典: Zapier公式 料金ページ(zapier.com/pricing)・公式ヘルプ 2026年10月8日再取得。Agentsの使用量はZapのタスクと別カウント
| Free | Professional | Team |
|---|---|---|
| 無料 | $19.99/月〜(Starting from 表示) | $69/月〜(Starting from 表示) |
| タスク 100/月 | 月払い額・最小タスク帯は公式ページで確認できず(2026-10-08) | 月払い額・最小タスク帯は公式ページで確認できず(2026-10-08) |
| 2ステップZapのみ | マルチステップZap・Webhooks | 25 users(FAQは「ユーザー無制限」と記載)・共有Zapとフォルダ |
| Copilot(1日の回数制限) | Copilot無制限・AI fields | SAML SSO・優先サポート |
| まず試す用 | 1人〜の本格運用の起点 | 部門での共同運用 |
| Enterprise(要問合せ) | Zapier Agents(本体と別枠・アクティビティ課金) | |
| ユーザー数無制限・年単位のタスク上限・高度な管理権限 | 無料 400回/月 / Pro $33.33/月(年$400)1,500回/月 |
仕組み: 「タスク課金のZap」と「アクティビティ課金のAgents」
Zapierの中身は大きく2系統で、それぞれ課金単位が違います。この区別がそのままコスト見積もりの区別になります。
1系統めが従来からのZapです。「フォームに回答が入ったら(トリガー)、スプレッドシートに転記してチャットに通知する(アクション)」のように、決まった手順を決まった順番で実行します。使用量は「タスク」で数えられます。公式FAQでは、Zapのアクションが成功するごとに1タスクで、トリガーと新着データの確認(ポーリング)、失敗したアクション、Filter・Formatter・Paths・Tables・Formsなどの組み込みツールは数えないとされています。ただし料金ページには「Every step in a Zap and every external connector call uses tasks — though rates may vary」とあり、AIモデルの段階・コードの実行時間・コネクタの種類によって1アクションあたりのタスク数が変わります。さらにZap・AIステップ・コード・MCP・SDKは同じタスク枠(Shared task pool)から消費され、製品別の枠はありません(MCPはツール呼び出し1回で2タスク。2026年10月8日確認)。無料プランはトリガー1つ+アクション1つの2ステップ構成のみで、複数アクションをつなぐマルチステップZapは有料プランからです。
2系統めがZapier Agentsです。手順を固定する代わりに「離脱したリードの原因を調べて分類する」のような指示を与え、AIエージェントがナレッジ参照・Web検索・アプリ操作を組み合わせて実行します。使用量は「アクティビティ」で数えられ、公式ヘルプではトリガー起動・ナレッジソースを使った回答・アクション実行・Webブラウジングやスクレイピング・Web検索・Chrome拡張からエージェントへのメッセージ送信がそれぞれ1アクティビティと定義されています。アクティビティの消費はタスクの使用量に影響しない(別カウント)と公式に明記されています。TeamとEnterpriseのアカウントでは、アカウント内の全ユーザーが合計のアクティビティ枠を共有します。なお、2026年10月1日更新の同ヘルプには「Zapier is moving Agents to AI by Zapier」(AgentsをAI by Zapierへ移行する)という告知が掲載されています。移行後にどの単位で数えるかは、公式ページで確認できませんでした(2026-10-08)。
このほか、自然言語で指示するとZapのたたき台を組み立てるCopilotが無料プランから使えます(無料は1日の回数制限あり、有料プランは無制限)。
料金とプラン(2026年10月8日 公式再確認)
本体はタスク数に応じた段階課金で、同じプランでもタスク帯によって金額が変わります。下表は2026年10月8日に取得した公式料金ページの本文で確認できた値(ドル建て)です。
| 項目 | Free | Professional | Team | Enterprise |
|---|---|---|---|---|
| 表示額(Starting from) | $0 | $19.99〜 | $69〜 | 要問合せ |
| 月払い額 | $0 | 公式ページで確認できず(2026-10-08) | 公式ページで確認できず(2026-10-08) | 要問合せ |
| タスク上限 | 100/月 | 帯を選ぶ方式(セレクタは100〜2M/月+Custom。プラン別の範囲は公式ページで確認できず・2026-10-08) | 同左 | 年単位のタスク上限(Annual task limits) |
| Zapの構成 | 2ステップのみ | マルチステップ | マルチステップ | マルチステップ |
| 主な特徴 | Copilot(1日の回数制限)・Zaps/Tables/Forms無制限 | プレミアムアプリ無制限・Webhooks・AI fields・Copilot無制限 | 25 users・共有Zapとフォルダ・共有アプリ接続・SAML SSO・優先サポート | ユーザー数無制限・高度な管理権限とアプリ制御・オブザーバビリティ |
- 支払い切替に「Pay yearly (Save 33%)」と表示されています。2026年8月12日の確認時はProfessional 年払い$19.99・月払い$29.99、Team 年払い$69・月払い$103.50で、最小タスク帯はProfessional 750/月・Team 2,000/月でした。10月8日に取得した本文には、表示額が年払い・月払いのどちらか、月払い額、プラン別のタスク帯を示す文字列が無く、確認できていません。契約前に料金ページでタスク帯と支払いサイクルを選んで確かめてください
- Teamの人数は、プランカードと機能比較表が「25 users」「Seats 25」、同じページのFAQが「Unlimited users are available on Team and Enterprise plans」で、ページ内で食い違っています(2026年10月8日確認)
- タスク上限に達すると、従量課金(pay-per-task)へ切り替わって基本タスクより高い単価で動き続けるか、オフにしていれば次の利用期間までZapが止まります
- 表示はドル建てです。為替によって円換算のコストが変わる点は予算化の際に見込んでください
Zapier Agentsの料金(本体と別枠)
AgentsはZapのタスクとは別枠の課金です(公式ヘルプでは本体へのアドオン課金)。無料枠から試せますが、無料プランではテスト実行もアクティビティを消費します。
| プラン | 月額 | アクティビティ上限(月) | 1回の実行あたり上限 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 400(テスト実行も消費) | 10 |
| Pro | $33.33($400 billed annually) | 1,500 | 40 |
| Enterprise | 要問合せ | カスタム | 40 |
- 「1回の実行あたり上限」は、1つの実行が月間枠を使い切らないための公式のセーフガード値です
- 有料プランではテスト実行はアクティビティを消費しないと公式ヘルプに記載されています
- TeamとEnterpriseのアカウントでは、全ユーザーで1つのアクティビティ枠を共有します。1人あたりの枠ではありません
- 上限に達するとエージェントは動かなくなり(チャットは可能)、80%到達時と上限到達時にメールが届きます。枠は毎月の請求日にリセットされます(いずれも2026年10月8日 公式ヘルプで確認)
向いている使い方
「人がやっている転記・通知・仕分け」を、まず無料枠で1本自動化してみる入り方が本命です。
- 問い合わせフォーム→スプレッドシート記録→チャット通知、のようなSaaS間の定型連携
- 受信メールやフォーム回答の内容に応じた振り分け・担当者への引き渡し
- Agentsによる「調べて・判断して・記録する」型の業務(リード情報の調査・分類など)を月400アクティビティの無料枠で検証する
向いていない使い方
無料枠の制限を超える運用と、手元データを深く扱う用途は不得手です。特に課金が2系統ある構造上、従量を見積もらない使い方はコスト面のリスクになります。
- 無料プランのままの本格運用(月100タスクは日次で動く自動化なら数本で到達し、2ステップ制限で作れる形も限られます)
- 社内文書を大量に読み込ませて回答させるナレッジベース型AIの構築(代替: DifyのようなRAG特化ツールの領分です)
- 固定費だけの予算計画(タスクとアクティビティの2系統の従量があるため、利用が増えた月の請求を試算せずに広げると想定外になりやすい構造です)
始め方
無料枠で「消費ペースの実測」まで済ませてから有料化するのが安全な順番です。手順は3ステップです。
- Zapier公式サイトで無料登録し、毎日発生している転記・通知業務を1つ選んで2ステップZapにする
- 1〜2週間動かしてタスク消費ペースを確認し、月間の必要タスク数からプランとタスク帯を試算する(年払い/月払いの差は33%)
- 手順を固定できない「調べて判断する」業務があれば、Agentsの無料枠(400アクティビティ/月)で1業務だけ試し、アクティビティの減り方を確認してからPro(年$400・月あたり$33.33)を検討する
検証履歴
- 2026年10月8日: 公式料金ページ・公式ヘルプ「How is Zapier Agents usage measured?」(10月1日更新)・Agents製品ページを再取得し、本記事の金額・上限・条件33項目を原文と照合しました(一致23・不一致2・確認できず8)。一致: Free $0・100タスク/月・2ステップZap、Professional「Starting from $19.99 /month」、Team「Starting from $69 /month」、Pay yearly (Save 33%)、Agents Free 400/Pro 1,500アクティビティ/月・Pro $33.33/月($400 billed annually)・1回あたり10/40、アクティビティがタスク使用量に影響しないこと。訂正: (1) アクティビティの定義に「Chrome拡張からエージェントへのメッセージ送信」が抜けていたため追記。(2) タスクの数え方を「Zapが処理を実行した回数」としていた説明を、ステップとコネクタ呼び出しごとに消費し、AIモデルの段階・コード実行時間・コネクタ種別で1アクションあたりのタスク数が変わること、Zap・AIステップ・コード・MCP・SDKが同じタスク枠(Shared task pool)を共有することへ改めました。確認できず: 月払い額(8月12日確認時の$29.99・$103.50)、表示額が年払い・月払いのどちらか、プラン別のタスク帯(750〜・2,000〜、上限2,000,000)、SCIMとAI by Zapierのプラン別の可否は、取得した本文に文字列が無く、断定をやめました。あわせて、Teamの人数(カードは25 users、FAQはユーザー無制限)と利用企業数(over 2.2 million と 3.4 million)のページ内の食い違いを併記し、Team・Enterpriseでのアクティビティ共有、AgentsをAI by Zapierへ移行する告知、タスク上限到達時の従量課金を追記しました。
- 2026年9月15日: 公式料金ページ(zapier.com/pricing)を再取得し、本記事が掲載している金額・タスク上限・アクティビティ上限を全件照合しました。金額と上限に変更はありません(Free 100タスク/月/Professional 年払い$19.99/月〜・750タスク/月〜/Team 年払い$69/月〜・2,000タスク帯・25ユーザー/Agents無料 400アクティビティ/月/Agents Pro 1,500アクティビティ/月)。
- ただし課金の数え方に構造変更の告知が出ています。公式料金ページに 「AI steps, code, and SDK now all follow the same task-based pricing model」(AIステップ・コード・SDKが、すべて同じタスクベースの課金モデルに従うようになった)という新しい案内が追加されていました。タスクの単価表そのものが改定されているため、AIステップを多用するZapを組んでいる場合、同じ業務量でもタスク消費が以前と変わる可能性があります。金額表だけを見て予算を組まず、無料枠のうちに自社のZapで実際のタスク消費ペースを計測してください。本記事はこの告知の存在までを確認した段階で、改定後の単価が実運用の消費量をどう変えるかは未計測です。
まとめ
Zapierは「SaaS間の定型連携」と「AIエージェントへの業務委任」を1つの基盤で試せるツールで、無料枠だけでも両方の実務検証が可能です。導入判断のポイントは機能よりも課金構造で、タスク(Zap)とアクティビティ(Agents)の2系統の消費ペースを無料枠のうちに把握しておくと、有料化後の予算が読みやすくなります。なお、社内文書を根拠に回答させる用途が主目的なら、先にDifyのツール解説と比較すると判断が速くなります。
参考(一次ソース・2026年8月12日確認 / 2026年9月15日に公式料金ページで再取得し金額・上限は変更なし / 2026年10月8日に公式料金ページ・公式ヘルプ・Agents製品ページを再取得して照合): Zapier公式 料金ページ / Zapier公式ヘルプ: Agentsの使用量の数え方 / Zapier Agents 公式製品ページ
よくある質問