DATASET
この記事の一次データ: /data/weekly.json(機械可読・JSON-LD Dataset としても出力)

今週の数字 — 流入は半分、CVクリックは3週ぶりに戻った

今週の数字の前週比較。ユニークユーザーは45から23へマイナス49%、セッションは58から39へマイナス33%、検索クリックは12から2、相談CVクリックは0から2で3週ぶり、商談は0のまま変わらず

流入は落ちて、CVだけ戻った週だった。

直近7日(2026-09-08〜09-14)のGA4実測は、ユニークユーザー23・セッション39・ページビュー98・エンゲージメント率35.9%。前週(09-01〜09-07)はそれぞれ45・58・122・44.8%だったので、UUは約半減している。

検索側は、前週が確定値でクリック12件・表示583回。今週は反映済みの4日分(09-08〜09-11)でクリック2件・表示266回だった。Search Consoleは反映が2〜3日遅れるため、今週の数字は後から増える。 前週も集計時点では「クリック3件(5日分)」と出ていたが、確定すると12件だった。今週の数字から前週比を出すのは、欠けていると分かっている値で判定を出すのと同じなので、ここでは比較しない。

一方で、相談CVクリックが2件出た。08-16を最後に3週間ゼロが続いていたので、動いたのは久しぶりになる。内訳は /articles/ai-usage-log-7067-analysis/ から1件、/contact/ から1件。ただし商談(フォーム送信)は0件のままで、クリックと送信のあいだはまだ通っていない。

指標 前週(09-01〜09-07) 今週(09-08〜09-14)
ユニークユーザー 45 23
セッション 58 39
ページビュー 122 98
エンゲージメント率 44.8% 35.9%
相談CVクリック 0 2
商談 0 0

記事のインデックス率は91/96で94.8%。全URLでは105/110(95.5%)だった。Ahrefsのドメインレーティングは38、被リンクは5本・参照ドメインは4。外部リンクがほぼ無い状態は公開6週目でも変わっていない。

週次ジョブが2週止まり、判定3件が無判定で期日を過ぎた

先に、数字より重い話を書く。

この週次ログの前回は08-31で、09-07と09-14の週次ジョブは動いていなかった。 週次ログが2本抜けているだけでなく、パターン判定そのものが2週間行われていない(patterns.yaml の last_review が08-31のまま止まっていた)。

問題は数字が取れないことではない。数字は後から取り直せる。取り返せないのは、事前に決めた判定日に判定しなかったという事実のほうだ。今回、期限を置いていた判定が3件あり、全部そのまま過ぎていた。

  • howto-eng-01 のCV判定期限 2026-09-07 — 08-24に「次の2週でCVが0ならBOFUへ振り替える」と決めていた
  • howto-ops-01 の kill 判定日 2026-09-11 — 08-31に「4週到達日に撤収を判定する」と決めていた
  • log-weekly-01 の最低本数5本到達日 2026-09-07 — この週次ログ自体が出ていないので本数が増えなかった

判定日を決める運用は、判定日に人か機械が必ず動くことを前提にしている。その前提が外れていた。日次ジョブの稼働率も直近7日で4/7(57%)で、09-10と09-12が未稼働、09-08は異常終了している。判定の仕組みを作ったことと、判定日に動くことは別の問題で、今回は後者が落ちていた。

撤収予定だった面が、サイトに2つしかないCV発生面だった

パターン別の判定結果。tool-db-01は49本・1本あたりクリック1.29でscale、howto-eng-01は13本・1.00でhold、news-digest-01は12本・1.00でhold、howto-ops-01は14本・0.21でhold、log-weekly-01は5本・0でhold、zadankai-01は4本・0でhold

kill 判定日を迎えた面を、撤収しないことにした。

2週ぶんをまとめて判定した結果は scale 1・hold 5・kill 0。累計実測(2026-08-06〜09-14)は次のとおり。

パターン 本数 表示 クリック 1本あたり CV
tool-db-01 49 2,967 63 1.29 1
howto-eng-01 13 463 13 1.00 0
news-digest-01 12 231 12 1.00 0
howto-ops-01 14 189 3 0.21 1
log-weekly-01 5 6 0 0.00 0
zadankai-01 4 5 0 0.00 0

howto-ops-01 は1本あたりクリック0.21で、検索で評価する4面のうち最下位。08-31の時点で「09-11 が kill 判定日」と書いていた面だ。流入だけを見るなら、今週14本を noindex にしていた。

そうしなかったのは、撤収条件が「4週経過して流入下位25%かつCVゼロ」で、CVゼロを満たさなかったため。期間累計の相談CVクリック4件のうち1件が /articles/ai-usage-log-7067-analysis/ から出ていて、これは content/howto/ 配下の howto-ops-01 だった。サイト全体でCVを出した面は tool-db-01 とここの2つしかない。流入最下位の面が、2つしかないCV発生面の片方だった。

これは設計時に想定していた話ではない。ただ、撤収条件をファネル分離(流入・変換・CV)で書いていたので止まった。単一指標で書いていたら止まらなかった。都合よく当たったのではなく、条件の書き方だけが正しかったという整理をしている。

順位はある。クリックが出ていない

順位帯別の表示とクリック。1から3位は2ページで表示3・クリック0、4から10位は62ページで表示2850・クリック78、11から20位は17ページで表示940・クリック13、21位以下は13ページで表示133・クリック1

伸びていない原因は順位ではなく変換だった。

順位帯別に分けると、表示の72.6%(2,850回)は既に1ページ目(4-10位)にある。クリックは78件でCTR 2.74%。2ページ目は表示940回・クリック13件(CTR 1.38%)。

問題は、1ページ目にいてクリックが0のページが44本あり、そこで442表示を取りこぼしていること。上位は次の通り。

ページ 表示 平均順位
/tools/gamma/ 38 8.6位
/articles/check-ai-image-provenance/ 29 5.9位
/tools/ai-coding-tool-hikaku/ 28 8.0位
/tools/douga-seisei-ai-hikaku/ 27 7.1位
/tools/gijiroku-ai-hikaku/ 27 8.3位

一般的な順位別平均CTRを当てた期待クリックは106.3件、実測は92件。乖離の方向としては「順位のわりにクリックが少ない」側にある(ベンチマークは業界一般値の目安なので、断定材料にはしない)。

howto-ops-01 も同じ形をしている。/articles/chatgpt-jouhou-roueki-taisaku/ は表示115・平均6.46位でクリック1、/articles/ai-gazou-shoyo-riyou/ は表示15・平均4.80位でクリック0。1ページ目にいてクリックが出ていないので、打ち手は順位を上げることではなく title と meta の書き換えになる。08-31に「順位が足りないのか変換が悪いのかを09-11までに切り分ける」と書いた宿題は、ここで片付いた。

今週直したのは記事ではなく、数えている側

今週修正した3つのスクリプト。ahrefs_report.pyは当日日付で毎回HTTP400になっていたので前日へ既定変更と再試行を追加、index_coverage.pyはAPI500を恒久エラーとして記録していたのでリトライを追加、limits_watch.pyは新規作成で56本中27本が21日超と判明

数字が動かない原因を数える前に、数えている側に3件穴が見つかった。

1. Ahrefs取得が毎回落ちていた。 cron/ahrefs_report.py は取得日の既定が「今日」だったが、Ahrefsは当日ぶんのインデックスをまだ持たず、HTTP 400 bad 'date' を返す。つまり週次で回すかぎり必ず失敗していた。既定を前日に変え、それでも落ちたら4日さかのぼって再試行するようにした。今週はこれで初めてドメインレーティング38・参照ドメイン4という数字が取れている。

2. インデックス判定が、APIの一時エラーを恒久的な失敗として記録していた。 cron/index_coverage.py は /articles/claude-code-hooks-guardrail/ を「34日間インデックスされていない記事」として報告していたが、中身はURL Inspection APIの500エラーだった。この記事はSearch Console上で表示31・クリック2を取っていて、実際にはインデックスされている。1回の5xxを失敗として記録すると、インデックス率が実力より低く出る。5xxと429をリトライするようにした。

3. 回数・上限の再取得が仕組みになっていなかった。 これは09-13に実害が出た件にあたる。あるツールの無料枠が「機能ごとに数える方式」から「全機能を合算する共通枠」へ変わっており、上限の桁が変わっていた(実数と出典は該当ツールの解説に載せてある)。1記事だけ訂正したものの、同じ数字を載せた別の2記事が翌日まで公開され続けた。うち1件は内部リンクのアンカーテキストの中だった。

料金は毎月見直していたのに漏れたのは、上限は金額ではなく「数え方」が変わるためだ。金額の差分照合では検出できない。そこで cron/limits_watch.py を作り、回数・上限を数値で書いている記事を機械的に列挙するようにした。結果は56本中27本が最終確認から21日超で、これまで把握していた「17本中15本」より対象が広かった。数えていた側が間違っていたことになる。

来週やること

順位を上げる施策は当てない。変換と、確認が古い数字を取り直す。

  1. 1ページ目にいてクリック0の44ページの title と meta を書き換える。 優先は表示の多い順で、/tools/gamma/・/articles/check-ai-image-provenance/・/tools/ai-coding-tool-hikaku/ から。howto-ops-01 の14本も同じ扱いにする
  2. 回数・上限が21日超の27本を取り直す。 公式の日英両方の原文を取得して照合する。金額が同じでも数え方が変わっている場合があるため
  3. 日次ジョブの未稼働(09-10・09-12)と異常終了(09-08)の原因を特定する。 稼働率4/7では、判定日に動く前提が成り立たない
  4. tool-db-01 の scale action を「新規本数」から「既存tool記事のCTA・title改修」へ読み替える。2週連続で本数目標に対する実行率が6%で、運行能力と目標が乖離している

今週のSERP実査では、当メディアの Suno の解説 が検索結果に出ているのを確認した。9月上旬のダウンロード上限の改定を当日反映した記事で、累計クリック17件はサイト最多。改定に当日追随すると効くという tool-db-01 の前提を、実データが支持した最初の例になる。

よくある質問

週次ジョブが2週止まると、何が問題になるのですか?
数字が取れないことではなく、判定が飛ぶことが問題です。数字はGA4もSearch Consoleも後から取り直せます。取り返せないのは、事前に決めた判定日に判定しなかったという事実のほうです。今回は期限を置いた判定が3件あり、howto-eng-01 のCV判定期限(09-07)、howto-ops-01 の kill 判定日(09-11)、log-weekly-01 の最低本数到達日(09-07)が、いずれも無判定のまま過ぎました。判定日を決める運用は、判定日に人か機械が必ず動くことを前提にしています。その前提が外れていたので、今週はまず前提のほうを直しました。
流入が半分に落ちたのに、なぜ新規公開を増やさないのですか?
在庫ではなく変換がボトルネックだと実測が示しているためです。1ページ目(10位以内)にいる62ページで表示2,850回・クリック78件(CTR 2.74%)ある一方、1ページ目にいてクリック0のページが44本・442表示ぶんあります。ここを変換させるほうが、新規記事を追加するより投入あたりの効果が大きいと判断しました。加えて、日次ジョブの稼働率が直近7日で4/7(57%)で、そもそも新規本数を増やせる運行状態にありません。scale 判定を出している tool-db-01 でも、2週間で増えた記事は4本(1日0.29本)で、判定どおりの配分(1日5本相当)に対して実行率は6%です。
撤収条件に「CVゼロ」を入れておく意味は?
今回がまさにその例です。howto-ops-01 は1本あたりクリック0.21で、検索で評価する4面のうち最下位でした。流入だけで決めていれば今週14本を noindex にしていたはずです。実際にはこの面から相談CVクリックが1件出ていて、サイト全体でCVを出した面は tool-db-01 とここの2つしかありませんでした。流入最下位の面がCV発生面だった、というのは設計時に想定していた話ではなく、結果としてそうなっただけです。ただし撤収条件をファネル分離(流入・変換・CV)で書いていたので、想定していなくても止まりました。単一指標で条件を書いていたら止まりませんでした。
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