追記(2026-09-20) — この記事は2026年8月21日時点の記録です。期日を過ぎた項目のその後を、当メディアが9月19日に公式ページを取り直した結果から足します。 GitHub Copilot: 移行期間は9月1日で終わりました。9月19日の再取得では、組織・Enterprise向けの請求ページから「3,000/7,000」の記載そのものが消え、標準の1,900/3,900だけが載っています。席料(Business $19)は動いていません。金額は同じまま、枠だけが下がった状態です(GitHub Copilotの料金・検証履歴)。 Microsoft 365 Copilot: 8月21日には見当たらなかった割引の適用期限が、公式ページに載りました。9月20日の取得では「この割引キャンペーンは、2026 年 7 月 1 日から 2026 年 12 月 31 日まで利用できます」とあり、年間契約が必要・初年度のみ・対象プランを利用中の既存顧客のみ、という条件も付いています(Microsoft 365 Copilotの料金)。 Google Workspace: 割引の適用期間は固定の日付ではありませんでした。ページを開いた日によって表示が変わります(9月1日の取得では9月14日〜12月14日、9月19日の取得では10月2日〜2027年1月2日)。下の「9月3日〜12月3日」は8月21日に表示されていた期間です。割引率と税表記の現行値は議事録AIの費用相場・検証履歴に載せています。

結論: 9月の予算は「8月の実績」で組むと足りない

今日確認した4件は、新機能の発表ではなく支払額の前提が変わる話です。共通しているのは、いま見えている金額が期間限定の条件で、9月をまたぐと戻る(または戻るかもしれない)という構造です。

特に急ぐのは1件目のGitHub Copilotで、期限は2026年9月1日、残り11日です。

件 何が変わるか 期日 確認状況
GitHub Copilot 既存顧客の共有クレジットが1席3,000→1,900へ 2026年9月1日 公式Docsに明記
Microsoft 365 Copilot アドオンが通常¥3,148に対し¥2,698の割引表示 記載なし 期限は未確認
Google Workspace 3か月20%オフ 2026年9月3日〜12月3日 公式ページに明記
Claude API 現行単価(Sonnet 5 $2/$10 ほか) 変更予告なし 当日値を確認

以下、それぞれを「事実 → 中小企業の業務への影響 → 明日からできること」の順に整理します。

自社の席数で「1,900枠に収まるか」を出すスクリプトを配布しています。席数と直近1か月の実消費クレジットをCSVに入れると、標準枠に収まるか、超過額はいくらか、追加利用を止めている場合にどこで対象機能が止まるかを行ごとに判定します。Python標準ライブラリのみ・外部送信なし・同梱のサンプルは架空の6条件です。

予算計算スクリプトをダウンロード

枠が縮んだあとの予算の切り方で迷う場合は、契約中のプランと直近の消費実績から、利用枠と予算を一緒に組み直せます。

2026年9月に効いてくるAI料金の変わり目4件の図

9月に効いてくる料金の変わり目(2026年8月21日 公式ページ実査)

金額そのものより「いつまでの条件か」が予算のずれを生む

  1. GitHub Copilot / 移行期間の終了

期日まで

期間: 2026年6月1日 〜 9月1日と公式Docsに明記

既存顧客の共有クレジット(Business 1席あたり月) 残り11日
3,000 1,900
2. Microsoft 365 Copilot Business / 割引表示 適用期限
アドオン・年払い 月額相当・税別。購入には Microsoft 365 Business プランが別途必要 ¥3,148
3. Google Workspace / 3か月 20%オフ 戻る日が明示されている
年間プラン 1ユーザーあたり月額。Starter ¥640/¥800・Standard ¥1,280/¥1,600・Plus ¥2,000/¥2,500 2026/09/03 – 12/03
4. Claude API / 現行のトークン単価(100万トークンあたり) 見落としやすい倍率
Sonnet 5 入力 $2 / 出力 $10 Opus 5 $5 / $25 Haiku 4.5 $1 / $5 US限定推論 1.1倍/fast mode 2倍

1. GitHub Copilot: 9月1日に共有枠が3,000から1,900へ戻る

3行要約

  • GitHub公式Docsは、既存のCopilot Business/Enterprise顧客への上乗せクレジットを「the first three months of usage-based billing (June 1 – September 1, 2026)」の期間限定と明記している
  • 期間中はBusinessが1ユーザーあたり月3,000 AIクレジット、Enterpriseが7,000。期間終了後は標準のBusiness 1,900/Enterprise 3,900に戻る
  • クレジットは請求主体ごとに合算された共有プールとして扱われる。公式Docsの例では、Copilot Businessを100ユーザー分持つ企業は個別バケットではなく190,000クレジットの共有プールになる

中小企業の業務への影響

エンジニアがいる会社で見落としやすいのがここです。6〜8月の消費実績は3,000クレジット/席の枠内に収まっていても、9月からは同じ使い方で枠が約63%(1,900÷3,000)に縮むため、同じ月末に枠を使い切る可能性があります。

枠を使い切ったあとの挙動は、追加利用を許可しているかどうかで分かれます。許可していれば1クレジット=0.01米ドルで追加予算から差し引かれて作業は続き、許可していなければ対象機能が止まります。公式Docsには、ユーザー単位の予算を使い切ると組織の共有プールが残っていてもそのユーザーの対象利用は止まると説明されています。

なお、コード補完とnext edit suggestionsはクレジットを消費せず有料プランでは無制限です。止まるのはチャットやエージェントなどの対象機能で、補完だけを使っている人の手は止まりません。

明日からできること

  1. GitHubのAI usage dashboardで、直近1か月の実消費クレジットを席数で割る
  2. その値が1,900を超えていれば、9月は超過するとみなして予算か設定を決める
  3. 追加利用の許可状態と、ユーザー・コストセンター・組織それぞれの予算上限を確認する(初期状態では追加利用が許可されます)
  4. 止める運用にする場合は、枠到達時に何が止まり、その業務をどう回すかを先に決めておく

計算式と条件別の判定は、GitHub Copilot BusinessのAIクレジット予算を計算するにスクリプトつきでまとめています。

自社の席数で「1,900枠に収まるか」を出すスクリプトを配布しています。席数と直近1か月の実消費クレジットをCSVに入れると、標準枠に収まるか、超過額はいくらか、追加利用を止めている場合にどこで対象機能が止まるかを行ごとに判定します。夏の3,000枠では収まっていたのに1,900枠では超える条件も、1列で見分けられます。Python標準ライブラリのみ・外部送信なし・同梱のサンプルは架空の6条件です。

予算計算スクリプトをダウンロード

2. Microsoft 365 Copilot: アドオンは¥2,698だが、期限の記載が見当たらない

3行要約

  • Microsoftの日本語版プラン・価格ページ(一般法人向けタブ)で、Microsoft 365 Copilot Businessは「Originally starting from ¥3,148 now starting from ¥2,698」と表示されている(1ユーザーあたり月額相当・年払い・消費税別)
  • 同じページに「Microsoft 365 Copilot Business を購入するには、Microsoft 365 Business プラン が必要です」と明記されており、アドオン単体では成立しない
  • 割引の適用期限を示す記載は、2026年8月21日の確認では見当たらなかった(未確認)

中小企業の業務への影響

「1人2,700円くらい」で社内に共有されていると、2つの意味で予算が不足します。1つはベースプランが別に要ること、もう1つは¥2,698が割引後の表示であることです。ベースプラン込みの構成は年払いで¥3,523(Business Standardとのセット)と¥4,797(Business Premiumとのセット)が同じページに並んでいます。

明日からできること

  1. Microsoft 365管理センターで、現在契約中のプラン名と1ユーザー単価を確認する
  2. すでにBusiness Standard/Premiumがあるなら追加分は¥2,698、未契約ならセットの¥3,523以上で試算する
  3. 複数年の予算を組むなら、割引前の¥3,148側で計算しておく

プラン別の内訳と、年払い・月払いの差額はMicrosoft 365 Copilotの料金に表で載せました。

3. Google Workspace: 20%オフの期間が日付で明示されている

3行要約

  • Google Workspaceの日本語料金ページに「最初の3か月間が20%オフ」の表示があり、割引の詳細として2026年9月3日〜12月3日の日付が明示されている
  • 年間プランの割引後/通常の表示は、Business Starterが¥640/¥800、Business Standardが¥1,280/¥1,600、Business Plusが¥2,000/¥2,500(いずれも1ユーザーあたり月額)
  • 「2026/12/03から」は通常価格に戻ると同じ枠内に書かれている

中小企業の業務への影響

こちらは前の2件と違い、戻る日付が公式に書かれているため予算を組みやすい部類です。3か月だけ安い状態が続き、12月3日から通常価格に戻ります。10人で契約してBusiness Standardなら、割引期間の3か月で¥3,200×3=¥9,600の差になります。年間の総額で見れば小さい額ですが、稟議書に「月¥1,280」とだけ書くと12月以降の実額とずれます。

なお、Google Workspaceは各プランにGeminiの標準アクセスが含まれる構成です。Gemini単体の追加ライセンスは存在しません。プラン別に何が標準で入るかはGemini法人の料金に整理してあります。

明日からできること

  1. 見積書・稟議書には割引価格と通常価格の両方と、切替日(2026年12月3日)を併記する
  2. 12か月の総額で比較する(3か月の割引に引きずられない)

4. Claude API: 現行のトークン単価を確認日つきで控える

3行要約

  • Claude Platformのモデル別単価は、2026年8月21日の公式ページ表示でSonnet 5が入力100万トークンあたり$2・出力$10、Opus 5が$5・$25、Haiku 4.5が$1・$5
  • プロンプトキャッシュはSonnet 5が書き込み$2.50・読み込み$0.20、Opus 5が$6.25・$0.50、Haiku 4.5が$1.25・$0.10(表示は5分TTL基準)
  • 米国内での推論が必要なワークロードは1.1倍、Opus 5のfast modeは標準の2倍と併記されている

中小企業の業務への影響

自社でAIを組み込んだ仕組みを動かしている場合、モデルの選択がそのまま原価になります。Sonnet 5とOpus 5の出力単価差は2.5倍($10と$25)で、同じ処理をどちらで回すかが月末の請求に直結します。US限定推論やfast modeのような倍率は見落としやすく、あとから請求額が想定と合わない原因になります。

明日からできること

  1. 動かしている処理ごとに、使っているモデル名と月間トークン量を洗い出す
  2. 出力トークンが多い処理(長文生成・要約の一括処理)から、下位モデルで品質が足りるかを試す
  3. US限定推論・fast modeなどの倍率オプションを使っているかを設定画面で確認する

この4件に共通する読み方

4件を並べると、料金ページの数字には3つの状態があることが分かります。

状態 例 予算での扱い
期限が明示された期間限定 GitHub Copilotの移行期間(〜9月1日)、Google Workspaceの20%オフ(9月3日〜12月3日) 戻る日と戻る額の両方を書いておく
期限の記載がない割引表示 Microsoft 365 Copilot Businessの¥3,148→¥2,698 割引前の額で長期予算を組む
通常単価 Claude APIのモデル別単価 確認日を添えて記録する

いま見えている金額が「いつまでの条件か」を、金額と同じ精度で控える。 これだけで、9月と12月の請求で説明に詰まる場面はかなり減ります。

ツールの席料金と同じ要領で、記事制作や運用を外注する費目も「いつの確認値か」をそろえておくと、年間予算の組み直しが減ります。外注側の相場はコンテンツマーケティングの費用相場で、22社の公式料金を同じ費目に並べて確認しています。

この記事の価格はすべて2026年8月21日時点の各社公式ページ・公式ドキュメントの表示です。消費税・為替・個別契約の扱いは各社の契約画面でご確認ください。料金は予告なく変わるため、稟議や見積に使う場合はご自身で確認日を記録し直してください。

FAQ

GitHub Copilotの移行期間はいつ終わりますか?

GitHub公式Docsに「the first three months of usage-based billing (June 1 – September 1, 2026)」と記載されています。期間終了後は標準の付与量(Copilot Business 1,900/Copilot Enterprise 3,900 AIクレジット・1ユーザーあたり月)に戻ると明記されています。

AIクレジットは何に消費されますか?

コード補完とnext edit suggestionsは課金対象外で、有料プランでは無制限と公式Docsに記載されています。消費するのはチャットやエージェントなどの対象機能です。1 AIクレジット=0.01米ドルで換算されます。

この記事の価格はいつ時点のものですか?

すべて2026年8月21日に各社の公式ページ・公式ドキュメントを開いて確認した表示です。料金は予告なく変わるため、稟議や見積に使う場合はご自身で確認日を記録し直してください。

よくある質問

GitHub Copilotの移行期間はいつ終わりますか?
GitHub公式Docsでは、既存のCopilot BusinessおよびCopilot Enterprise顧客向けの上乗せクレジットは「the first three months of usage-based billing (June 1 – September 1, 2026)」と記載されています。期間終了後は標準の付与量(Business 1,900/Enterprise 3,900 AIクレジット・1ユーザーあたり月)に戻ると明記されています。
AIクレジットは何に消費されますか?
GitHub公式Docsでは、コード補完(code completions)とnext edit suggestionsはAIクレジットの課金対象外で、有料プランでは無制限とされています。消費するのはチャットやエージェントなどの対象機能です。消費量はモデルとトークン量で決まり、1 AIクレジット=0.01米ドルで換算されます。
この記事の価格はいつ時点のものですか?
すべて2026年8月21日に各社の公式ページ・公式ドキュメントを実際に開いて確認した表示です。料金は予告なく変わるため、稟議や見積に使う場合はご自身で確認日を記録し直してください。消費税・為替・個別契約の扱いは各社の契約画面でご確認ください。
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